天国の石切場旅行
17世紀に起きた地震によって、天井が崩れて岩の天蓋ができ、これを見たナポリの画家カラヴァッシュが「天国の石切場」と名づけた。元はギリシア時代の神殿を建てるための採石場。見逃せないのは高さ23メートル、奥行き65メートルある「ディオニソスの耳」と呼ばれる洞窟。ロバの耳のような縦長の洞窟は、音の増幅効果があり、不思議な印象を与える。紀元前4世紀ごろ、君主ディオニソスはここを捕虜収容所に使っていた。ディオニソスは洞窟の音響効果を利用して、囚人の話を盗み聞きしていたという伝説が残っている。