中国全土の中でも比較的北方に位置する北京。稲作よりも小麦の栽培が多かったことから飯ものより粉もの(小吃と呼ばれる点心類や麺類)が発達した。内陸部であるため、海鮮よりも北京ダックのような肉類が多く使われ、そうした地域の特色に宮廷料理としての華やかさが加わったものが北京料理と言われている。
専用の窯で香ばしく焙った鴨の皮と脂が美味!
日本では高級料理とされる北京ダックも、現地ではリーズナブル!風味豊かにローストされた鴨の薄切りと味噌、キュウリなどを小麦の皮で巻いて食べるおなじみの料理だが、現地ではあちこちのレストランで食べられる。

小吃(餃子、包子、麺類など)は気軽な庶民の味。宮廷料理は元・明・清と王朝が変わるたびに、全土からさまざまな食材や料理人が流れ込んだおかげで発達した、洗練された味。味はもちろん、彩りも舌触りまでにもコダワリ、上海の珍味もゼイタクに使用されている。
典型的な小吃のひとつが、焼き饅頭。小麦の粉で豚や鳥、羊などの肉を小麦の皮で包んだ料理が多い
満漢全席と呼ばれる宮廷料理を模したメニュー。とにかく美しく品数が多く、目にも鮮やか!

食事をとても大切にする中国の人々。まして首都ともなれば屋台もレストランも市場も、それは活気がある。路上に机を出してアツアツの麺料理や小吃を出す屋台から、オシャレな現代的なレストランまで選択肢は豊富だ。
伝統的な料理に自由な発想の創作を加えたヌーベルシノワの店も増えている。インテリアもオシャレ

人々の胃袋を支える屋台や露店も多数。街角のあちこちからおいしそうな湯気が立ち上る
















