

一年を通して気温の高い、東南アジアならではの気候。そんなベトナムの雑貨は、人々の暮らしに密着したところから生まれてきた、実用性の高いものが多い。また、歴史的にもフランスに統治された経験が、雑貨類のデザインや食生活に影響。人気のベトナム雑貨も活気あふれる「現地」でより深く知って、手に入れたい!
洗練された雑貨ショップが多いのは首都・ハノイ。キッチュで楽しい雑貨がどっさり並ぶのがハノイ。いずれにしても、目移りしそうなほどたくさんあるので、雑貨フリークには天国かも!
とにかく活気のあるベトナムの街。自転車やオートバイがひっきりなしに行き交い、アオザイ姿の女性もちらほら…。彼女たちの着こなしや、雑貨が実際に使われている様子も、参考になる
アオザイはベトナムの正装。中国から流れ込んできた中国服が起源で、あまり見かけないが男性用もある(結婚式や民族舞踊のなどの祭事の時)。上着はチャイナカラー(立ち襟)で裾は長く、長袖が基本。腰上までのスリットが入っているので歩きやすい。下には「クワン」というズボンを合わせる。

ベトナムフリーク、サヤカさんお気に入りのブラウスがこちら。「アオザイは普段着にはちょっと大げさだが、こんなブラウスならデイリーに着られる!」とか。
アオザイはチャイナドレス同様、体にぴったり仕立てるのが特徴。観光客でもオーダーメイドできる。街では女子学生が制服として着ている白い無地のものをよく見かけるが、テーラーでは色も刺繍も多彩!お気に入りの一着を作ってみよう!
ハノイの郊外、バッチャン村で生産される陶器。アイボリーの肌色に赤や藍で絵付けされた食器や雑貨は日本でもおなじみのデザイン。約600年もの歴史があるバッチャン焼は安土桃山時代、日本の武家や茶人にも愛され『安南写し』(安南=ベトナム)と呼ばれて珍重された。

一つひとつ丁寧に手描きされた柄は、菊や蓮の花やトンボなどが定番。どれもベトナムでは幸せを願う縁起柄だとか。アイテムも茶器や食器のほか、灰皿や小物入れ、調味料入れなど種類も豊富
手先の器用なアジア人ならではの民芸品といえば刺繍。キメ細やかな針目と上品な色使い、さらにファッション雑貨として取り入れやすいオシャレなアイテムがあいまって人気なのがベトナム刺繍の雑貨たちだ。バッグやポーチなどのほか、テーブルクロスやナプキンなども。

サヤカさんのお気に入りのバッグたち。「特に花柄のハンドバッグは取っ手がらでん細工で高級感アリ。ピンクのアオザイに合わせて、友達の結婚式で大活躍でした!」(サヤカさん)
日本の漆器とはかなり雰囲気が違う、ベトナム漆器。金・銀・パール、赤や青…と色合いもカラフル。小鳥や花柄など、描かれるモチーフもカジュアルで愛らしいものが多い。「日本の漆器と違って、水には強くないみたい。水分にふれない銘々皿や小箱が多いです」(サヤカさん)

サヤカさんのアクセサリーボックスとアルバム。箱は内側がビロード張りで仕切りもあり、使い勝手もまずまずとか。アルバムはベトナムの写真や観光地の入場券などを記念に貼り付けている
ベージュから黒へと微妙にグラデーションしている水牛の角は代表的なベトナムの民芸品。写真のような櫛やかんざしなどのほか、アクセサリーやビーズ、スプーンなどの食器もある。一つひとつ色合いが異なり、また手で削りだして作られているので、モチーフの表情も異なるのが魅力だとか。「夏のまとめ髪の必需品です!」

「お値段も安くて、いかにもアジア!なモチーフが好き」というヘアアクセサリーの数々。モチーフがユニークな一方、色は落ち着いているので、意外とどんなファッションにもあわせやすいという

品数の多さと豊富な品揃えで行くならホーチミン。観光名所にもなっているビンタン市場には庶民の生活雑貨が、市内のオシャレ系ショップには「ベトナムの今」がわかる、気鋭のデザイナーによる作品がずらり。ベトナム雑貨の最先端を見るならまずここからだ!
日々進化して、オシャレな洋服類やファッション小物も多いベトナム雑貨。さりげなくアジアな単品を選んでワードローブと組み合わせよう。コーディネートの腕の見せ所だ!

ビンタン市場の店先。オシャレなブティックが多い反面、市場の商店はこの迫力!何もかもがギッシリ詰め込まれて、売っているほうもよくわかってないんじゃないかと言いたくなる品揃えだ







