エアラインランキング2015

総合満足度ランキング

順位 前回順位 エアライン名 満足度 このエアラインで行く 各エアラインのココに注目!
1位1位(シンガポール航空4.204年連続堂々1位に輝いた。世界最大の旅客機A380を世界に先駆けて運航するなど、常に最新機材を導入、充実した機内食、さらに、各国クルーで構成されるため、世界それぞれの文化の乗客に対応できるサービスにも定評がある。何度利用してもクルーのサロンケバヤと呼ばれる独特の制服は旅気分にさせてくれる。拠点にするシンガポール国際空港(チャンギ空港)が美しく機能的であることも、人気の後押しをしていると思われる。世界的にも人気航空会社として称される常連となっており、サービスを低下させるわけにはいかないというプライドも感じる。
2位3位(日本航空4.18ここのところ日本航空が改めて人気である。前年の3位からまたひとつランクを上げている。日系航空会社であり、日本語が通じ、日本人の口に合う機内食、日本人に好まれるサービスということで、基礎的なポイントは高いと思われるが、再生以降のサービス改善の結果が堂々の2位となったのであろう。最新機材787の大量導入、サンディエゴやヘルシンキ便など新路線の開拓、関西〜ロサンゼルス便の復活、ベストビジネスクラスシートを受賞した「JAL SKI SUITE」導入、そして羽田発着便を充実させたことなどが功を奏したのであろう。
3位2位(ANA4.09日系航空会社ということで、日本で行われる人気ランキングでは基礎的なポイントは高い航空会社であるが、注目すべきは日本でだけでなく、海外のエアライン・ラインキングでも上位であること。日本流の「おもてなし」が世界でも認められたのは喜ばしく、訪日外国人が増えていることも要因として考えられる。最新機材787を世界ではじめて運航し、近年はバンクーバー、デュッセルドルフ便の開設、羽田空港発着国際線に力を入れるなどが総合的に評価されたのであろう。新たな路線展開は続くようで、ヒューストン、ブリュッセル便も始まる。
4位8位(ニュージーランド航空4.02ベスト10航空会社では小規模で、ほぼニュージーランド渡航時しか利用チャンスがない。それにもかかわらず4位にランクイン。利用者のほとんどが高評価という証であろう。同じオセアニアには「最も安全」と言われるカンタス航空があるが、それを抑えての4位である。ニュージーランドは数年前に自然災害に見舞われ、以降、訪問者増加に力を入れている。ニュージーランド航空は長距離便が多いことから、「ツインシート」「スカイカウチ」などのサービスに力を入れたことも高評価の要因となったと思われる。凝った作りのセーフティビデオも話題となった。
5位6位(エバー航空4.011991年運航開始と比較的新しく、現在では台湾大手となるエバー航空が、中華圏から唯一のベスト10入りとなった。日本と台湾の間はインバウンド、アウトバウンドともに大きな需要があり、すでに日本の11空港に乗り入れ、日本での知名度はかなり高くなった。現在日本では台湾に人気があること、羽田から、やはり台北の市街地にある松山空港への便を1日2往復運航していることも高評価の要因と考えられる。サンリオと提携、「ハローキティジェット」もすっかりお馴染みとなった。
5位5位(エミレーツ航空4.01世界最大の旅客機A380を140機も発注。航空会社の規模を表す数字として用いられる「定期便旅客キロ」の国際線旅客で世界一の航空会社であり、世界で最も多くの人が長い距離に渡って利用している航空会社である。運航する全便が国際線で、ドバイをハブに世界をネットし、日本からは南米へのルートとしても認知されている。A380の上級クラスではシャワールームを設置、ファーストクラスでは個室キャビン「プライベートスイート」など、機内イノベーションの話題に事欠かない。全体的にゴージャスな気分に浸れるというのが高評価の要因であろう。
7位4位(ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)3.98以前はトルコへ行くための航空会社という意味合いが濃かったが、現在はイスタンブールをハブとして105カ国に就航しており、世界で最も多くの国へ乗り入れる航空会社となった。成田からは昼便と夜便の計2便を毎日運航、ヨーロッパ、中東、アフリカに好接続する。とくに旧ソ連からの独立国地域へのアクセスは同社の独壇場ともいえる。就航地が増えたということは、多くの人種に受け入れられなければならないわけで、サービスレベルは高くなり、とくにトルコ料理はフランス、中華と並ぶ世界三大料理といわれ、機内食にも定評がある。
8位10位(カタール航空3.951994年運航開始、ベスト10入り航空会社では最も若い。ドーハ拠点に世界をネットし、急成長を遂げていて、アラブ湾岸諸国の主要航空会社では初めて航空連合入りし、「ワンワールド」に参加している。エアバス最新機材のA350XWBを世界ではじめて運航したほか、巨人機A380もロンドンなどに運航する。2014年にはそのA380就航と時を同じくして、拠点が新空港のハマド国際空港に移転し、乗り継ぎ施設が充実した。利用者の多くはドーハで乗り継いでヨーロッパ、アフリカ、遠く南米などへの利用者で、日本からのヨーロッパツアーでも同社を使うコースは数多い。
8位19位()フィンエアー(フィンランド航空)3.95フィンエアー(フィンランド航空)がヨーロッパ系航空会社で唯一ベスト10入りした。ヨーロッパには名立たるメガキャリアが目白押しだが、それらを抑えてのランク入りである。ヘルシンキはヨーロッパではアジアに近いことをうまく利用し、アジア重視の路線を構成、拠点とするヘルシンキの空港もコンパクトかつ機能的にできていて、ヨーロッパ各国への乗り継ぎがスムーズというメリットがある。加えてフィンランドは親日国でもあり、日本人にも受け入れやすいサービスという印象がある。成田、中部、関西からそれぞれ毎日運航というのも大きな利点だ。
10位14位(タイ国際航空3.92古くから東南アジアの人気航空会社として定評がある。機内に入ると「サワディカー」と親しみを込めたタイ語の挨拶が迎えてくれる。「微笑みの国タイ」と言われるようにクルーのサービスもホスピタリティに満ちている。ココナッツミルクを使ったタイカレーの機内食はタイ国際航空の定番機内食となった。日本便は最新機材が充てられ、多くがエアバスの巨人機A380かボーイングの最新機材787で、機内エンターテイメントも充実している。近年はタイ人観光客が日本に多く訪れることから便数も大変多くなっている。

  • ※満足度ポイントは、満足である(+5)、どちらかといえば満足である(+4)、どちらともいえない(+3)、どちらかといえば不満である(+2)、 不満である(+1)として算出した加重平均値。
  • ※「総合満足度」は部門別満足度ポイントの合計ではなく、今回調査した単独設問で算出した数値を使用。
  • ※記事は2015年6月10日時点の情報を基に作成しています。その後変更の可能性がございますことをご了承ください。
  • ※渡航前に必ず、現地の安全情報と感染症などの情報をご確認下さい »  外務省 海外安全ホームページ /  厚生労働省 検疫所ホームページ

ランキング総評

日本人好みの航空会社3要素。米系はサービス向上がカギ?LCCは工夫次第
ベスト10入りした航空会社を眺めると大きく3つの傾向を感じる。@日系大手航空会社A規模が大きく世界をネットする航空会社B日本人に人気の国の航空会社だ。

 日系航空会社は言葉が通じる、日本人の口に合う機内食、少々古くなった機材でも清潔なシート、奇麗な窓などの行き届いたサービスと安心感がある。羽田空港発着路線が多いというのも大きなポイントだ。

 エミレーツ航空、ターキッシュエアラインズ、カタール航空、フィンエアー(フィンランド航空)に共通するのは、乗り継ぎ客が多いことだ。利用者の目的国は航空会社の本国ではなく、その先にある場合が多い。こういった航空会社の利用者は文化の異なる多国籍に及ぶため、万人に受け入れられるようサービスレベルが向上するのが常である。クルーの国籍も多岐に及ぶ。これらの航空会社が拠点にする空港は、どれも乗り継ぎ施設が充実する空港であるという共通点もある。

 エバー航空、ニュージーランド航空、タイ国際航空に共通しているのは、日本人にはその国自体が人気国ということだ。つまり、エバー航空人気は台湾人気も一役買っているといえる。旅行に行くからには滞在先が楽しくなければ乗った航空会社の印象も変わってしまうであろう。行きたい国、行って損のない国の航空会社で、機内食やサービスが充実していれば、評価は相乗効果で上がるだろう。

 2番目と3番目の条件をともに備えているのは1位のシンガポール航空で、堂々の4年連続の1位獲得。日本で行っているランキングにもかかわらず、日系でもシンガポール航空には勝てず、王者の風格を感じる。しかし、機内に入っても、すぐにはその良さを感じないかも知れない。シンガポール航空では、新しい機材、充実した機内食、機内食の食器などもテーブル上で滑らない工夫がされているが、これらすべてが、当たり前にさりげなく行われている。機材が新しいことは事実であるが、シンガポール航空自体は過度にそのことを宣伝材料に使っていない。企業全体に洗練されたイメージがある。

 いっぽう、利用者が多いにもかかわらずランク入りしなかったのが米系航空会社である。世界的に見ても利用者の多いビッグ3は20位圏にも入っていない。一般にアメリカ本土では古くから航空は日常の交通機関で「特別な乗物」といった感覚が希薄である。そういった流儀が国際線にも及んでいるといった印象だ。航空機機材は世界の半分はアメリカ製であるにもかかわらず、アメリカの航空会社がランクインできないというのも事実で、ヨーロッパなどで行われているランキングでも米系は下位となる。そんな中ハワイアン航空は11位につけていることを考えると、地域の風土や文化をサービスに盛り込むことで印象が変わるのではないかと思われる。

 LCCはサービスを簡素化して運賃を安くするためか、このランキングで上位になるのは難しかったと考えられる。ただし、ランキング要素に運賃、またはコストパフォーマンスという項目があれば話は別かも知れない。そんな中で注目されるのは、17位ながら、LCCのピーチ・アビエーションが健闘していることである。当然機内食などは有料なので評価は低いはず、にもかかわらず20位圏に入ったというのは、LCCでも、カジュアルでいても好印象の雰囲気にすれば、上位獲得は可能ということを証明したのではないだろうか。

取材/構成 ジャーナリスト 谷川一巳 旅行と乗物が大好きで世界を飛び回るバックパッカー。利用した航空会社は100社を超えた。編集プロダクション勤務、旅行会社勤務、旅行業界紙記者などを経て独立。近著に『空港まで1時間は遠すぎる!?』『鉄道で楽しむアジアの旅』『世界の駅に行ってみる』など。




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上記はランキング調査対象エアライン一覧ではありません。調査対象航空会社に関しては最下部の調査概要をご参照ください。

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