映画の舞台を訪ねてヨーロッパの街角へ

JALプロデュース・とっておきのヨーロッパ

真珠の耳飾りの少女

オランダ

↑映画にはデルフト郊外の美しい田園風景も登場

天才画家と使用人の若い女性との間にうまれた師弟関係を越えた愛

オランダを代表する画家フェルメールの傑作「真珠の耳飾りの少女」から着想し、17世紀のデルフトを舞台に画家と絵のモデルになった女性の関係を描いた小説を映画化したもの。フェルメールの家に住み込みで働く使用人グリートは優れた色彩感覚をかわれ、絵の具を調合する仕事を任されるようになる。2人は主従関係にありながら絵を制作する同志としてめばえる恋愛感情に揺れ動くなか、グリートが絵のモデルをつとめることに。少女から女性に変わりゆくグリートの美しい姿と名画が重なりあうラストシーンも感動的。

運河と陶器の街として有名なデルフト

フェルメールの生誕地デルフトは、映画の冒頭シーンに登場する青い陶器、デルフト焼きの産地として知られる古都。今も17世紀当時の街並が多く残っており、新教会と市庁舎が建つマルクト広場を運河に沿って歩けば、フェルメールの「デルフトの眺望」と変わらぬ景色を楽しめる。アムステルダムから日帰りで訪れたい。

ボルベール<帰郷>

スペイン

↑地元の人で賑わうレストランでスペインの郷土料理を楽しみたい

苦境に立っても強く生きる女性と母娘の絆をタンゴの名曲で綴る

実の父親に乱暴され身ごもった主人公のライムンダは母親と疎遠になり、新たな人生を歩んで家庭を持つが、失業中の夫が自分の娘に襲いかかるという悲劇が再び起こる。抵抗した娘が殺した夫の死体を処理する頃、最愛の叔母が亡くなり、訪ねた姉の家で亡くなったはずの母親が生きていたことを知るライムンダ。ラ・マンチャ地方を舞台にアルゼンチンタンゴの名曲「ボルベール(帰郷)」が流れるこの映画は、いかにもスペインらしいパワーと情熱を感じさせる作品で、主役のペネロペ・クルスの魅力も十分に堪能できる。

情熱と悲哀を感じさせるフラメンコ

スペイン南部のアンダルシア地方で育まれた民族舞踊、フラメンコ。アルゼンチンタンゴとは異なるが、基本形の1つとしてタンゴがあるフラメンコの躍動感を本場で楽しんでみたい。現地ではタブラオと呼ばれる舞台のあるクラブかレストランで観ることができ、通は夜遅い時間に上演されるものに集まると言われている。

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