- 【ギリシアのABガイド】 アリサンドラトゥー芳香
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- イタリアとギリシャを結ぶフェリーが行き交う海の町、パトラに引っ越して約5年。ギリシャ人の夫と一人息子との3人暮らしです。日本好きなギリシャの学生に日本語を教えたり、通訳や翻訳に携わりつつも、今は子育てがとっても忙しい毎日!ブログ「地中海とカフェDiary」でギリシャ生活について綴っています。
ギリシア・テサロニキ・観光地・名所の海外ガイド記事
- 行き先:
- ギリシア/テサロニキ
- 旅行テーマ:
- 観光地・名所
- 掲載日:
- 2007/12/20
人生観を変えるという、ギリシャ正教の聖地アイオン・オロスの旅
ギリシャ正教の「イコン」(宗教画)。ギリシャの一般家庭には必ず家のどこかに飾られています。いまだに昔の技法で手描きされたものがお土産にも売られています。写真のものも手描きで、さらに銀で装飾されてい
ギリシャ正教って聞いたことがありますか?
教会というと、日本人では、カトリックの結婚式やローマ法王などのイメージが浮かぶことが多いと思います。本来ギリシャ正教とカトリックは同じルーツであるのに、ミサから結婚式にいたるまで、たくさん違いがあります。ギリシャはトルコの支配下や第2次世界大戦のドイツ軍の攻撃によって、古い教会が破壊されたりして、他のヨーロッパ諸国に比べると古い教会が少ないのですが、新しい教会も現代の宗教画家や修道士などによって描かれた「イコン」、壁画、モザイクなどによって、教会中の壁面や天井が埋め尽くされていて圧巻です。1年で一番大きなお祝いのパスハ(復活祭)には、毎年イスラエルでともされる聖なる火を空輸して、ギリシャ全土の教会へ送る習慣があります。
女人禁制、ギリシャ一の聖地!!
ギリシャ正教で一番の聖地は、アイオン・オロスと呼ばれる、テッサロニキに近い半島です。この半島に足を踏み入れるには、身分証明書を提示して申し込みなどの手続きが必要で、それも男性にしか許可されません。それどころか、動物の雌でさえ、立ち入り禁止だそうです!!もちろん女性の乗ったヨットや船が、海岸に近づくのも禁止。古い修道院がたくさん点在し、ギリシャで一番有名な画家パンセリノスの壁画など、見所もたくさんあります。現実世界から完全に逃避できる、この特別な聖地は、ギリシャ人でも、毎年訪れるのを習慣にしていたり、一度訪問してから人生観が変わってしまって修道院に住み着いてしまう人がいたりするくらいです。
聖地内の旅の仕方
アイオン・オロスの旅は、点在する修道院の間を、基本は徒歩で回り(船、バスのあるルートを別として、※下記参照のこと)、修道院に宿泊しながら移動していくので、ちょっと足を鍛えておかないと厳しいです。また修道院での宿泊では、食事も修道士とともに同じものをいただきます。食事は1日2食のみ。お肉料理は禁止されていて、豆料理などの野菜類が中心、月・水・金はオリーブオイルも禁止だそうです。修道士の生活どお夜は9時に就寝、朝は夜中の3時か4時からお祈りの時間で起こされるそうです。覚悟が要りますね!とはいえ、10世紀建築を代表とする歴史的な修道院の数々がそろっているこの地に行けるというだけでも運がいいのですから、ぜひ男性の方々はがんばって訪れてみてください。もしカップルで旅行の場合、女性は一番アイオン・オロスに近い町、ウラヌーポリのすぐ近くにある、アムリアニという小さい島のすばらしいビーチで過ごすこともできますよ。
【関連情報1】
★アイオン・オロス訪問について★
一年の間で一番のお勧め時期は、ギリシャ正教で一番大きなお祝いのパスハ(復活祭)の時だそうです。毎年パスハの日にちは変わるので、そのつどギリシャ観光局などで確認してください。滞在許可は4日間のみ有効です。(1日あたり、1箇所の修道院。)延長は1〜2日のみ、アイオン・オロスの首都カリエスで手続きをするか、もしくは、また入山し直しの手続きを踏まなければなりません。アイオン・オロスの境界に一番近い町、ウラヌーポリから朝出港するダフニ行きの船(問い合わせ電話番号:ギリシャ国内より03770-71248)によってのみ、アイオン・オロスに入ることができます。首都カリエスに行くには、ダフニの港からバスが出ています。ダフニまで、途中寄航するいくつかの修道院で降りることも可能です。カリエスからは、行きたい修道院へ徒歩、もしくは、らばに乗ったり修道士専用のタクシーで向かうこともできるそうです。
【関連情報2】
申し込み方法は、
A.ギリシャ正教徒でない外国人の場合:(1)訪問したい日の前日に、テッサロニキにあるオフィスへ寄らなければなりません。手続きの問い合わせについての電話番号はギリシャ国内より、0310-861611です。(2)もしくは、1日当たり10人だけ許可される訪問客のキャンセル待ちを、電話で申し込みます。
B.ギリシャ正教徒の外国人の場合: ギリシャ正教徒の場合は100人まで許可される、訪問客のキャンセル待ちに電話で申し込みます。
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/20)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
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