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- オランダ人との国際結婚でオランダ在住。NHK「地球ラジオ」、NHK「地球アゴラ」、文化放送「ミュージックトリップ」でのレポーター、インディーズ映画出演など、現地で幅広く活躍。漫画絵日記で綴る「まんがオランダ生活」も好評。
オランダ・ロッテルダム・世界遺産の海外ガイド記事
- 行き先:
- オランダ/ロッテルダム
- 旅行テーマ:
- 世界遺産
- 掲載日:
- 2008/07/11
オランダ名物★世界遺産「キンデルダイク・エルスハウトの風車網」を見に行こう!
世界遺産「キンデルダイク・エルスハウトの風車網」
オランダ名物風車が連なる。世界遺産「キンデルダイク」
オランダ、と聞くとこの風車の光景が頭に浮かぶ方も多いでしょう。
オランダで一番有名な世界遺産「キンデルダイク(Kinderdijk)」こと、キンデルダイク・エルスハウトの風車網(Mill Network at Kinderdijk-Elshout)は、オランダ名物の風車が特に多く残る地域で有名です。今も19基の風車が回るキンデルダイクは、観光客に人気のスポットです。
キンデルダイクの現存の風車は主に18世紀のもので、写真でみると可愛らしい印象ですが、実際に見てみると高さは30メートル近くあり圧倒されます。
高さは30メートル近くある
排水の悩みから生まれた灌漑風車
キンデルダイク一帯はポルダーと呼ばれる干拓地です。ライン川の支流レク(LEK)川の堤防を挟んだ南部にあります。堤防の上はMolenkadeという道路になっていて、その上に立つとキンデルダイク側がレク川以北より遥かに低いことが私たちの目でも明らかにわかります。このように低い地域の為、13世紀ごろから排水の問題を抱えていました。そのために灌漑用の風車が数多く建設されました。
風車内の巨大な歯車
見事な風車の連携プレー
灌漑用風車の仕組みは、風を受けて回転する羽根により内部の歯車も回転し、下部のポンプが水をくみ出します。くみ出した水は次の地点の風車へと流れ、その風車がまた次の地点の風車へと水を流していく。そして最終的にはLEK川に排出されます。つまりくみ上げた水が、風車の連携により流し出されました。解り易く説明するとバケツリレーの原理です。まさに世界遺産の名の通り「風車網」なのです。
元来水底だった土地は、盛り土のための余分な土はありません。そのためこのように、くみ上げた水を堤防の外に出すという方法で、オランダは何世紀にも渡り国土を広げて来たのです。
堤防を挟んでレク川がある。川の位置がキンデルダイク側より高い
1997年、ユネスコの世界遺産へ登録
キンデルダイクの風車網は1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。その理由は、
-人類の創造的才能を表現する傑作。
-建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
-人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
つまりただ景観が美しいだけではなく、灌漑に使用するというアイデアや技術も評価の対象となっているのです。
キンデルダイクはオランダの干拓の歴史を実感するのに最適な観光地と言えるでしょう。風車の美しい景観に、是非ともオランダの奥深い歴史とオランダ人達の努力を感じていただけでば幸いです。
オランダらしい雲に映える風車群
【関連情報】
■世界遺産、キンデルダイク・エルスハウトの風車網(Mill Network at Kinderdijk-Elshout)
行き方:ロッテルダム駅から鉄道ドルトレヒト行きに乗り、ロッテルダム・ロンバルダイン(Lombardijen rotterdam)駅下車。そこからバス90番ユトレヒト行きで40分、Molenkade下車徒歩一分。
エリア内は散策自由。無料。
公開用風車見学 期間:3月から10月、午前9時半から午後5時半、料金 3.5ユーロ
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/07/11)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
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