池の向こうにアフリカゾウが!

「肉食獣が襲って来ないか」と思ってレンジャーに聞くと「そんな動物はここにはいない」と言われ、ほっとするやらガッカリするやら。やがて目の前に池が見えてきました。いました! アフリカゾウの群れです。池の反対側で、十頭ほどの群れが水を飲んでいます。野生のアフリカゾウを見るのは初めてで、やはりインドゾウよりも大きく、荒々しく見えます。柵も何もないので、あのゾウがこちらに向かって来たらと思うと緊張します。群れのボスはこちらをじっと見ていて、警戒を怠りません。あまり近づくと、こっちを向いて威嚇します。こうしたゾウの群れがいくつもあるのだと言います。

野生のアフリカゾウを見に。ガーナのモレ国立公園へ行く(後編) 野生のアフリカゾウを見に。ガーナのモレ国立公園へ行く(後編)

日中はどんどん気温が上がって行く

10時になり、日が高くなってきたのでロッジに戻ることに。午後はかなり暑くなり、ロッジでなす術もなく、ぼーっとしていました。このロッジはゾウの水飲み場の池を見下ろす丘の上にあります。部屋から見下ろすと、ゆっくりジャングルへ戻って行くゾウの群れが見えました。部屋で休んでいても、外からセミがジージー、バブーンがギァギャアと鳴く声がして落ちつきません。あまり暑いので、プールに飛び込みました。プールがあるなら、さっさと入ればいいではないかと思うでしょう。しかし海水パンツを持っていなかった事もありますが、プールの水がそれほどきれいではなかったのでちゅうちょしていたのです。

ロッジのプールに飛び込む

他の宿泊客も、ここにまさかプールがあるとは思わなかったのでしょう。水着を持ってきた人はおらず、女性もTシャツで飛び込んでいました。こちらは恥ずかしながら、トランクス姿です(笑) プールの中にはミズカマキリやタイコウチも泳いでいましたが、ゾウも水浴びするぐらいの暑さだったのでがまんです。プールサイドで温いビールを飲みながら(電気が来てないので冷えておりません)、従業員に「ここはいつがハイシーズンなの?」と聞くと、乾季の今だと言うのです。どう見ても10人も泊まっている様子はありません。大丈夫なのかなと、こちらが心配してしまいました。

アフリカゾウに追いかけられたら?

翌朝、二度目のサファリへ。今度はロッジから歩いて丘を降りて行きます。ウォーターバックなどの草食獣を見た後、ゾウの池へ。今回もゾウはこっちを無視して池のほとりで草を食べたりしていますが、やはり近づきすぎると、こっちを向いて睨みます。レンジャーの持っているライフルは、木の板に銃身を付けたようなもので、イザとなったら役に立たなさそうでした。第一、アフリカゾウのスピードは時速40kmもあるので、すぐに追いつかれてしまいそうです。後で聞いた話ですが、ガーナに仕事で来ていた日本人たちがここを訪れた時、ゾウがこちらへ向かってきたそうです。みんな必死になって走って逃げましたが、気がつくとその先頭をレンジャーが走っていたとか(笑) まあ、そんな笑い話もあるように、なかなかスリリングなアフリカゾウ体験でした。