赤は戦士のシンボル

世界各地には様々な民族が住んでいますが、「赤色」がシンボルの民族がいます。テレビ番組でも取りあげらる機会があるので、ケニアに住むマサイ族をご存知の方も多いのではないでしょうか。彼らにとって赤は民族識別にも使われ、サバンナで遠くからでも目立ちます。由来は赤い衣類を着て、獣と戦ってきた戦士の証でもあるとか。獰猛な動物も、赤を嫌って逃げていくそうです。私もケニアの国立公園を訪れた際、彼らは赤の布を身につけているので、マサイ族だとすぐ分かりました。女性は赤い布の他に、カンガとよばれるデザインが豊富な布をスカートにしていました。

赤い布を身にまとう、ケニアに住むマサイ族 赤い布を身にまとう、ケニアに住むマサイ族

マサイ族の村を訪問すると

マサイマラ国立公園に滞在している間に、オプショナルツアーで、マサイ族の村を訪問することができました。ツアーの参加人数は、10人ほど。村に着くと、みんな赤い布を身にまとっています。最初に紹介してくれたのは、彼らの住居。伝統的な住居は牛糞と泥で作られており、中に入るととても小さな空間しかありませんでした。もちろん、テーブルもフカフカなベットといった家具はありません。そういった小屋がいくつか並んで、それを囲うように木の柵が外側に設置されていました。夜、牛をみんなで守るため、家畜はその真ん中で過ごします。

驚異的なジャンプ力!

もともと遊牧民族の彼らは、家畜を持ち移動生活をしていました。家畜監視のために遠くを見ることに慣れているので、平均視力は3.0を超えるとか。また、彼らの身体能力の高さで有名なのが、ジャンプ力。垂直に飛ぶだけですが、その高さは驚異的。男性たちが、ジャンプ技も見せてくれました。他には、木片から火をおこすパフォーマンスを披露したり、女性達が皆で一列に並んで、伝統の歌を歌ってくれました。スワヒリ語なので、意味はわかりませんが、何だかあったかい曲でした。小さな子ども達も一緒になって、歌っているのが印象的です。

戦士のシンボル、赤い布を土産に買う?

伝統を重んじた生活をしているマサイ族ですが、現在は収入を得るために様々な仕事に就いているそうです。もともとしていた野生動物の狩猟も、現在は保護の観点から禁止になっています。この村の訪問ツアーも、彼らの現金収入になるのです。公園内のキャンプに滞在する際、夜中にテントを護衛をしていたのはマサイ族でした。また、公園近くでマサイの女性や子ども達がお土産を販売しているのも見かけました。赤い布を土産に買うのに気が進まない方も、カンガはお勧めです。スワヒリ語のことわざやメッセージが書かれ、何よりデザインが明るくてかわいいです。我が家は、テーブルクロスとして使ってます。