動物見学ツアーは面白い。施設も充実、ご飯もおいしい!

ケニアのナイロビのツアーと言えば、野生動物見学が中心になります。ゾウやキリン、カバ、シマウマ、ヌーなどを4WD車に乗って見る。あるいは国立公園の中のロッジで、昼間はプールで泳いでリラックスし、夜のサファリツアーに備える。ツアーで訪れる場合、食事は大抵ビュッフェ形式でおいしいので、満足できるでしょう。夜は星が瞬き、動物たちの咆哮が聞こえる。しかも安全に配慮された環境なので、心配には及びません。

ケニアはナイロビ郊外のスラムにある、ボランティアの現場を見に行く ケニアはナイロビ郊外のスラムにある、ボランティアの現場を見に行く

アフリカ最大の100万人規模のスラムとは?

しかしそんな野生動物見学ツアーの中であっても、1日くらい余分に時間は取れないものでしょうか? ケニアに暮らす人たちと触れ合うチャンスはないのでしょうか? そこでおすすめしたいのが、この現地発ツアーです。これは筆者の旅仲間、十数年来の友人である早川千晶さんが主宰する「マゴソ・スクール」のスタディーツアー。このスクールは1999年にリリアンさんという、アフリカ最大の100万人規模のスラムである、キベラスラムで暮らすケニア人女性によって始まりました。いくつかの映画でも舞台となったことがあるところです。リリアンさんが孤児たちを放っておけないと面倒を見たのがきっかけです。千晶さんは当時、ケニア人の夫と結婚し、ナイロビの会社に勤めていました。しかしこの話を聞きつけて、ボランティアを手伝うようになります。

子供たちの食費は1食わずかに10円!

最初は20人ほどだったマゴソ・スクールの子供たちは、17年経った今では600人にまで膨らみました。スラムの抱える深刻な環境で、親の貧困が、子供たちを傷つけ、虐待し、時には死に至らしめているのです。そんな子供たちをこの学校では保護し、教育を与え、自立への道を支援しています。スクールには、元気な子供たちの笑顔と歓声が溢れています。子供たちの食費は1食あたりわずか10円。それでも経費はばかになりません。千晶さんは、スタディーツアーに参加することで、感じていただけるものがあると言います。ツアーは、朝9時から夕方5時まで、スラムや施設を見て回り、ランチも子供たちと一緒に食べます。最近は、直接来られる方もいるようですが、安全性に配慮して、スタディーツアー参加を呼び掛けています。お問い合わせは「マゴソスクールを支える会http://magoso.jp/event/study」まで。