世界一の鳥の湖とよばれる、ナクル湖

沿岸付近がピンク色に染まった湖。そんな写真や映像を、一度は見たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。その湖は、ケニア中央部に位置するナクル湖。そして、沿岸をピンク色に埋め尽くしている正体は、何と野生フラミンゴの群れなのです。ナクル湖は、1961年代に自然公園に指定されました。その周辺には、ウォーターバック、サイやヒョウなどの多くの野生動物が生息しています。動物以上に注目なのは、野鳥類。フラミンゴ以外にもペリカンなど多く見かけますし、湖周辺には400種類ほどの鳥が観測できます。

さまざまな野鳥が集まる、アフリカのピンク色の湖 さまざまな野鳥が集まる、アフリカのピンク色の湖

どうしてフラミンゴはピンク色なのか

湖の水面からスラリと伸びる細い脚に、体は淡いピンク色のフラミンゴ。どうして、体がピンク入りなのかご存知ですか。それは、彼らの食べものに関係しているそうです。ナクル湖は最深3m未満の浅い湖で、水質はアルカリ性。そのため、植物プランクトン、スピルリナというラン藻類が繁殖しています。フラミンゴは、湖底に生えるその藻を食べているので、それに含まれている色素によって羽の色がピンク色になるとか。くちばしが赤くと羽の色も濃いコフラミンゴと薄いオオフラミンゴの2種類生息しており、巨大な群れは見ごたえがあります。

ナクル湖の絶景ポイントは上から

湖に着くと、サファリーカーから降りることができました。ただ、人が近づくとフラミンゴや他の野鳥達はみな逃げてしまうので、なかなか間近でそれらの写真は撮ることはできません。少しがっかりしていたところ、本当のオイシイ撮影ポイントは別にあると、ガイドが案内してくれることに。湖から程高い岩山にあがると、そこからナクル湖を見下ろすことができました。写真や映像でよく見る、ナクル湖の姿を見ることができます。湖の沿岸付近にだけ、ボワッーと広がる薄いピンク色。この眺望は、かつて見たことのある写真と同じでした。

ナイロビからの日帰りツアーも可能

ナクル湖は、首都ナイロビから北へ約160km。日帰りで訪れることも可能で、現在ではケニアで最も多くの観光客を集める国立公園です。ツアーもたくさんあるので、それを利用すると行きやすいでしょう。私が訪れた8月はフラミンゴは多くないようで、雨季にあたる3月から5月にかけてが集まる時期だとか。鳥に関して詳しくない私でも、様々な野鳥を見つけられました。鶴の仲間の鳥、真っ青な羽を持つ鳥、腹が白くて背中が黒い鳥。珍しい野鳥の宝庫なのは間違いありません。すばっしこい鳥を写真で収めるのは難しいので、現地に行って見るのが一番ですね。