エアラインランキング2016

エアラインランキング2016

総合満足度ランキング

総合的に満足度が高かったエアラインはどこか?を質問。特に今年は「客室乗務員の接客サービス」、「航空機の機材、設備」、「機内飲食サービス」の順に満足度が高いものが影響を与えているのが、総合満足度です。

1位 前回1位(→) シンガポール航空 満足度 4.32

ここに注目!

5年連続1位で、非の打ちどころがない。同社を使ってオセアニア、ヨーロッパへ行くと、決して接続時間は短くないのだが、拠点のシンガポール国際空港(チャンギ空港)が美しく機能的であることから、乗り継ぎが苦にならない。クルーのサロンケバヤと呼ばれる独特の制服は旅気分にさせてくれ、旅の演出が上手というものも感じる。今年はキャンベラ経由ウエリントン行き、日系企業も多いデュッセルドルフ行きなど新路線も注目される。

ユーザーの声

・細かいところまで行き届いたサービスで、まさに一流の航空会社だと感じた。(30代・男性)
・食事、座席の広さ、CAの対応から。 (40代・女性)

ランキング徹底解剖!

確かにシンガポール航空には「細かいところまで行き届いた」というものがあり、一流航空会社の風格を感じる。多民族国家の航空会社で、世界各国の乗員を採用するなどの世界基準から培われたものなのであろう。

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2位 前回3位( ANA 満足度 4.14

ここに注目!

日系航空会社は日本で行われるランキングでは基礎的なポイントは高い航空会社であるが、ここのところANAは積極策に出たように感じられる。世界ではじめて運航した787はすでに40機以上が揃い、787の経済性の効果が現れてきたようだ。今年は日本から初のカンボジア直行便がプノンペンに就航、来年には787の長距離性能を活かしてメキシコシティ直行便も就航する。巨人機A380購入も決めており、ホノルル便での運航が予定されている。

ユーザーの声

・スムーズに搭乗でき、サービス、接客もよくストレスフリーだった。(20代・男性)
・チェックイン時や機内においても、十分くつろいで過ごすことができ、総合的に良かった。(50代・女性)

ランキング徹底解剖!

近年、日本流の「おもてなし」が世界で認められるようになりつつあるが、その「おもてなし」をリードしていた日系航空会社の国際線は、日本流サービスに世界基準が加わって、磨きが増したと感じることがある。

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3位 前回15位( KLMオランダ航空 満足度 4.04

ここに注目!

昨年15位から3位に浮上したのが、世界で有数の長い歴史を持つ老舗航空会社のKLMオランダ航空である。その青い機体は以前から日本では人気航空会社だったので、昨年の順位が低すぎとも思えるが。KLMオランダ航空には1位のシンガポール航空と共通点を見出すことができ、それは、拠点にしているアムステルダム国際空港(スキポール空港)が美しく機能的であるという点だ。航空会社の評価に、拠点空港の良し悪しが影響するように思える。

ユーザーの声

・サービスもよく、キレイで乗り心地が良かった。 (30代・男性)
・乗り換えがスムーズだったし、機内も綺麗で充実しており、係員の対応も良かったので。 (20代・女性)

ランキング徹底解剖!

アムステルダム国際空港の乗り継ぎのよさは定評がある。オランダは小国ながら世界でも有数の歴史ある航空会社を有し、古くから第3国間輸送に力を入れてきた。オランダにとって輸送業はお家芸のようなものである。

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4位 前回4位(→) ニュージーランド航空 満足度 4.03

ここに注目!

ベスト10航空会社では小規模で、ほぼニュージーランド渡航時しか利用チャンスがないにもかかわらず、昨年同様4位である。海外で行われるランキングでも上位の常連で、ヨーロッパなどから見てもニュージーランド渡航時しか利用チャンスがなく、世界中で「利用した人のほとんどが高評価」なのである。「ツインシート」「スカイカウチ」などに力を入れたことも高評価の要因であろう。凝った作りのセーフティビデオも話題である。

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4位 前回5位( エミレーツ航空 満足度 4.03

ここに注目!

ドバイを中心になおもネットワークを広げるエミレーツ航空、世界最大の旅客機A380の就航地も35都市を越え、利用機会は年毎に増えている。最新鋭機材に充実した機内エンターテイメントという点では他社を寄せ付けないものがあり、旅人をゴージャスな雰囲気にしてくれる航空会社だ。にもかかわらず、航空券が手頃な価格設定というのも同社の魅力。従来乗り継ぎ地だったドバイも人気上昇中で、これもエミレーツ効果といえるだろう。

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4位 前回2位( 日本航空 満足度 4.03

ここに注目!

再生以降、追われる立場から追う立場になり、サービスが充実した。ANAの拡大路線に対し、日本航空は質の向上を感じ、日系大手2社に個性を感じるようになった。ビジネスクラス刷新、プレミアムエコノミー設置もさることながら、777のエコノミークラスを一部3-3-3から3-4-2に改め、さまざまな人員構成に対応するなど、快適性向上に努めている。787でも、通常3-3-3の9列に対し、日本航空は2-4-2の8列とゆったりしている。

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7位 前回10位( タイ国際航空 満足度 3.92

ここに注目!

東南アジアの人気航空会社として定評がある。機内に入ると「サワディカー」と親しみを込めたタイ語の挨拶が迎えてくれる。「微笑みの国タイ」と言われるようにクルーのサービスもホスピタリティに満ちている。ココナッツミルクを使ったタイカレーの機内食はタイ国際航空の定番機内食となった。日本とタイは相互に観光客が行き来するようになり、お互いがいい印象になっていることも、タイ国際航空人気につながっているかもしれない。

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7位 前回12位( エールフランス航空 満足度 3.92

ここに注目!

現在はエールフランス−KLMという持株会社傘下にエールフランス航空とKLMオランダ航空があるので、グループ内の2社がベスト10入りした。古くから日本ではエールフランス航空はヨーロッパの航空会社の代表として人気がある。フライトに個性があるのも魅力で、羽田発深夜のパリ行きは、夜間の時間帯を有効利用できる唯一のパリ便で、早朝にパリに到着する(2016年7月現在)。この夜行便は成田発だった頃から隠れた人気フライトである。

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9位 前回21位( オーストリア航空 満足度 3.90

ここに注目!

ウイーンを拠点にし、ウイーンのみならず東欧地域にも便利なルートを提供している。ヨーロッパへ渡航する日本人観光客が減少気味であるが、ウイーンは相変わらずアジアでは日本人が最も多く訪れる。近年は古き良きヨーロッパの残る中欧から東欧に人気があるが、その現れでもあろう。しかし、残念なことにオーストリア航空は2016年9月をもって日本路線から撤退し、中国路線を充実させるそうである。ぜひ再参入に期待したいものである。

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10位 前回8位( カタール航空 満足度 3.87

ここに注目!

エミレーツ航空などとともに中東で急成長を遂げている航空会社だ。カタールへの渡航者は少なく、ほとんどの利用者はドーハを乗り継ぎ空港としてヨーロッパ、中東、アフリカ、果ては南米を目指す。新機材導入、新空港建設、ネットワーク拡大と積極展開し、近年は日本から中欧、東欧へのツアーで利用されることも多くなった。ヨーロッパ便にはA380も運航しているほか、エアバスの最新鋭機A350XWBを初めて就航させた航空会社でもある。

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10位 前回23位( ブリティッシュ・エアウェイズ 満足度 3.87

ここに注目!

ヨーロッパ系航空会社の大御所もランクインした。日本便は成田・羽田のみに運航、優等クラスの比率が高く、ビジネスマン向けの航空会社という印象が強い。しかし、ヒースロー空港のターミナル5が本格稼働し、ブリティッシュ・エアウェイズ同士、同じ「ワンワールド」のイベリア航空との乗り継ぎが便利になり、利用機会が増えていることも確かである。ビジネスクラスの進行方向と逆に座る座席は日本人には好みが分かれるところである。

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ランキング総評ヨーロッパ系航空会社が4社もランクインする理由とは

上位にはシンガポール航空、日系大手2社、ニュージーランド航空、タイ国際航空、中東系2社と、エアラインランキングではお馴染みのメンバーが顔を揃えた。そんな中、今年のベスト10の大きな傾向が、ヨーロッパ系航空会社が4社ランクインしたことである。
円安の最中でもヨーロッパは依然として旅行先として高い人気だと感じる。中東系2社にしても、利用者の多くはヨーロッパへ行く際に利用しているとみられる。
いっぽうで、利用度の高そうな米系航空会社は相変わらずランクインできない。また、ヨーロッパで行われているランキングなどに比べると、韓国や台湾の航空会社がランクインできないのも気になるが、韓国や台湾はもはや国内旅行感覚となり、旅の高揚感が希薄になっているのかもしれない。
つまり利用者は、長時間飛行機に乗るときほど、座席、食事、機内エンターテイメントにこだわるということが、エアラインランキングに微妙に表れたのではと思う。

【取材/構成】ジャーナリスト 谷川一巳
旅行と乗物が大好きで世界を飛び回るバックパッカー。利用した航空会社は100社を超えた。
編集プロダクション勤務、旅行会社勤務、旅行業界紙記者などを経て独立。近著に『空港まで1時間は遠すぎる!?』『鉄道で楽しむアジアの旅』『世界の駅に行ってみる』など。


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上記はランキング調査対象エアライン一覧ではありません。調査対象航空会社に関しては最下部の調査概要をご参照ください。

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