航空機の機材・設備に対する満足度
プラスチック製の機体はこんなにスゴイ!
ANAでもボーイング787の胴体延長型の787-9が羽田〜ミュンヘン便に就航した
2011年にANAによって路線就航を果たしたボーイング787は、すっかり世界の空に定着し、すでに世界で282機の787が飛んでいる(2015年5月現在)。胴体延長型の787-9も2014年にニュージーランド航空によってはじめて路線就航し、ANAでも国内線と国際線に運航をはじめている。 この787というボーイングの最新機材は、低燃費で短距離から長距離までをこなす中型機であるが、利用者にとってどのようなメリットがあるのかを改めて検証してみたい。787の大きな特徴は、それまでの旅客機がアルミニュウム合金、すなわち金属でできているのに対し、787は簡単にいえばプラスチックでできているという部分である。金属より軽くて強い素材なので、開口部を大きくすることができ、窓が大きい。また、強い素材なので機内の気圧を高くすることが可能で、787の機内は地上とほぼ同じ気圧に保たれている。金属ではないので錆の心配がなく、湿度も高く保てるのである。 787の運航路線が増えたことで、「最近は飛行機に乗っても耳ツンが起こらないようになった」、「飛行機に乗っても肌や唇が乾燥しにくくなった」などと感じている人も多いのではないだろうか。
ユーザーの声
-
シンガポール航空
・座席のピッチや横幅が快適。アメニティも充実しているので長時間乗っていても疲れにくい。
(40代・女性)
・窮屈でない座席の幅で、機内温度も寒すぎることなく快適だった。 (40代・女性)
-
ANA
・ボーイング787が良い。空調も良く、気圧の変化をほとんど感じない。機内放送も聞きやすい。
(60代以上・男性)
・トイレに温水洗浄便座がついているのがよい。 (50代・男性)
-
エミレーツ航空
・シートサイズやリクライニングの角度が大きく、リラックスできるし、睡眠も比較的取れる。
(40代・男性)
・機内に乗り込んだときの淡い紫やピンクの照明とムスク(?)の香りが高級感があり中東っぽくておしゃれ。アメニティがひとつのポーチに入っていて、持ち帰りやすかったしアイマスクなども入っていて便利だった。 (20代・女性)
順位 | 前回順位 | エアライン名 | 満足度ポイント |
---|---|---|---|
1位 | 2位(![]() | シンガポール航空 | 4.01 |
2位 | 1位(![]() | ANA | 3.99 |
3位 | 3位(![]() | エミレーツ航空 | 3.98 |
4位 | 4位(![]() | 日本航空 | 3.96 |
5位 | 6位(![]() | ニュージーランド航空 | 3.92 |
5位 | 12位(![]() | カタール航空 | 3.92 |
7位 | 8位(![]() | エバー航空 | 3.84 |
8位 | 10位(![]() | エティハド航空 | 3.80 |
9位 | 15位(![]() | エールフランス航空 | 3.76 |
10位 | 7位(![]() | ターキッシュエアラインズ(トルコ航空) | 3.72 |
- ※満足度ポイントは、満足である(+5)、どちらかといえば満足である(+4)、どちらともいえない(+3)、どちらかといえば不満である(+2)、不満である(+1)として算出した加重平均値。
- ※記事は2015年6月10日時点の情報を基に作成しています。その後変更の可能性がございますことをご了承ください。
- ※渡航前に必ず、現地の安全情報と感染症などの情報をご確認下さい » 外務省 海外安全ホームページ / 厚生労働省 検疫所ホームページ
ツアー&航空券検索
海外航空券検索
- 他のランキングも見る
- 総合満足度
- 機内サービス部門
- エンターテイメント部門
- 機材・設備部門
- 機内食部門
- 空港接客サービス部門
≪調査概要≫
- ●調査名
- エイビーロード『エアライン満足度調査2015』
- ●調査目的
- 2014年の海外渡航者が利用した航空会社の評価を明らかにする。
※エイビーロード(http://www.ab-road.net)では空港内・機内での時間も大切な海外旅行の一部と考え、エアライン満足度の向上、およびユーザーへのエアライン選びのモノサシを提供したい、という思いから本調査を実施しています。 - ●調査対象
- (株)インテージのインテージ・ネットモニター(全国)より抽出した「18歳以上の2014年の海外渡航経験者(日本人・出発月が2014年である海外渡航)」6,502人を対象に調査した。 ※仕事、長期滞在を含む。
※仕事・長期滞在を除く。 - ●調査期間
- : 2015年 4月16日(木)〜 4月20日(月)
- ●調査方法
- インターネット調査
- ●調査回収数
- 4,620人(回収率:71.1%) 調査集計数:4,000人
- ※調査集計数は対象となる40社のエアラインをそれぞれの利用者が1社100人になるよう無作為抽出した。
※調査対象の航空会社は3ページ参照。
※単一回答の場合、各選択肢ごとに小数点第2位を四捨五入した数値を記載しているため、選択肢の合計が表記上100%にならないことがある。
- ■調査対象航空会社
-
- 日本航空/
- ●バニラ・エア/
- ●ピーチ・アビエーション/
- アメリカン航空/ エア・カナダ/
- デルタ航空/ ユナイテッド航空/
- ●ジェットスター航空/
- ニュージーランド航空/
- ハワイアン航空/
- ●エアアジアX/
- エバー航空/
- ガルーダ・インドネシア航空/
- キャセイパシフィック航空/
- シンガポール航空/ 大韓航空/
- タイ国際航空/
- 済州航空/
- チャイナ エアライン/
- ★中国国際航空/
- 中国東方航空/
- フィリピン航空/
- ベトナム航空/
- ★●香港エクスプレス航空/
- マレーシア航空/
- KLMオランダ航空/
- アリタリア-イタリア航空/
- エールフランス航空/
- オーストリア航空/
- スイス インターナショナル エアラインズ/
- ★スカンジナビア航空/
- ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)/
- フィンランド航空/
- ブリティッシュ・エアウェイズ/
- ルフトハンザドイツ航空/
- エティハド航空/
- エミレーツ航空/
- カタール航空
- ※「★」は前回調査では調査対象外の航空会社。「●」は格安航空会社(LCC)。
※前回調査対象であった「ニュージーランド航空」「エアプサン」「中国南方航空」「アエロフロート・ロシア航空」「スカンジナビア航空」は本年度調査対象外。