エアラインランキング2017

エアラインランキング2017

総合満足度ランキング

順位 エアライン名 昨年順位 満足度
1位 日本航空 4位 4.16
2位 ANA 2位 4.15
3位 ニュージーランド航空 4位 4.12
4位 シンガポール航空 1位 4.05
5位 カタール航空 10位 3.97
6位 エミレーツ航空 4位 3.94
7位 フィンエアー(フィンランド航空) 14位 3.93
8位 エールフランス航空 7位 3.90
8位 ルフトハンザドイツ航空 21位 3.90
10位 タイ国際航空 7位 3.86
※満足度ポイントは、満足である(+5)、どちらかといえば満足である(+4)、どちらともいえない(+3)、どちらかといえば不満である(+2)、不満である(+1)として算出した加重平均値。
※「総合満足度」は部門別満足度ポイントの合計ではなく、今回調査した単独設問で算出した数値を使用。
※記事は2017年6月30日時点の情報を基に作成しています。その後変更の可能性がございますことをご了承ください。
※渡航前に必ず、現地の安全情報と感染症などの情報をご確認下さい ≫ 外務省 海外安全ホームページ / 厚生労働省 検疫所ホームページ

1位 日本航空満足度:4.16 昨年4位

日本を代表する航空会社がゼロからの再出発で遂に1位

遂に日本航空がランキング1位に輝いた。これは素直に拍手を送りたい。再生以降、ゼロからの再出発がいい方向に導かれたのであろう。路線や機材見直しにはじまり、細かな接客に至るまでの改善が功を奏した。「日本航空はイメージが変わった」という声をよく聞くようになった。「しがらみ」から抜け出せたようにも感じ、日本航空はエアバス機を発注中だが、ボーイング機ばかり使っていたので、かなり原点に立って機材選択を行ったのだと感じる。一度縮小した路線は再び増加傾向で、今年はコナ便の再開、メルボルン便の新設が決まった。

  • 乗務員の機内サービス、搭乗手続きなどとても親切、スムーズで満足しました。(60代以上・男性)
  • 無料で快適な機内エンターテイメントと食事を楽しめたし、不自由なことがなかったから。(30代・女性)
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2位 ANA満足度:4.15 昨年2位

日系大手航空会社の安心感で昨年同様2位をキープ

1位の日本航空とはわずか0.01ポイント差、オリンピックでいえば「0.01秒差で銀メダル」といったところ。今年は日系大手2社の快適度が高いという結果だ。安心感があり、「日本語」「丁寧」「寛ぎ」といった声が目立つ。機材では、ANAは787のローンチカスタマーで2004年に50機を発注したが、2016年には予定通り50機目も受領、世界最大のカスタマーである。787の経済性で経営も安定するだろう。2017年にはメキシコシティ便が就航。国際線の多くが羽田発着になっていることもポイントを高くした要因であろう。ホノルルへのA380就航も2年後に迫っている。

  • 食事が美味しいし、接客が良い。(50代・男性)
  • チケットの価格、チェックイン、機内サービス、すべて良かった。(50代・女性)
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3位 ニュージーランド航空満足度:4.12 昨年4位

南半球最南の国への長距離フライトを寛いで移動できる

昨年4位から着実に順位を上げ3位まで上りつめた。海外の航空会社ではもっとも満足度の高い航空会社となった。他の航空会社と違って、ほぼニュージーランド渡航時しか利用チャンスがないなど異色の存在だ。利用者の声は「長距離なのに快適」というのが目立つ。ニュージーランド航空の路線は欧米からも遠く、ネットワークの多くが長距離路線なので、「長時間を寛いでもらう」ことに長けた航空会社ではないかと感じる。今年は深夜発着(2017年冬スケジュール以降は羽田夜発、早朝着)ながら羽田便も開設され、地震から復興を果たしたニュージーランドはますます人気が高まりそうである。

  • 無料で楽しめるエンタテインメントの種類が豊富で、日本人が日本語で楽しめるツールが充実している為。(40代・男性)
  • 座席の快適さ、食事の美味しさもとても良かったが、それ以上に客室乗務員がしてくれるサービスに感動し、また乗りたいと思いました。(40代・女性)
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4位 シンガポール航空満足度:4.05 昨年1位

王者の宿命か?人気エアラインがゆえに評価が厳しい

5年連続1位から4位に順位を下げた。利用者の声に「前評判が良かったが普通」というのがあった。人気エアラインは「良くて当たり前」、利用者はそれ以上を求めるのか。これを考慮してランキングを見る必要がありそうだ。シンガポール航空は世界に先駆けてエアバスの巨人機A380を運航、日本へもいち早くA380を飛ばしたが、昨年から日本へA380を運航していない。理由は成田経由ロサンゼルス便をソウル経由便と一体化し、シンガポールでの接続を改善するためだが、日本便にA380を使わないのは寂しく、利用者も微妙にそれを感じたかもしれない。

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5位 カタール航空満足度:3.97 昨年10位

サービスレベルの高い航空会社なのにお手頃価格

1993年設立と若く、エミレーツ航空に追い付け追い越せとばかりに成長してきた中東系の航空会社だが、遂にエミレーツ航空を追い越して5位に浮上した。3位のニュージーランド航空利用者のほとんどが本国ニュージーランドへの渡航者に対し、カタール航空利用者のほとんどがカタールへの渡航者ではなく、乗り継ぎ便でヨーロッパなどへ飛ぶ。利用者の声に多かったのがコスパの良さで、値段がお手頃であるにもかかわらず、サービスのレベルが高いという評価が多かった。日本から直行便のないヨーロッパ地域などへはかなりの支持を集めている。

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6位 エミレーツ航空満足度:3.94 昨年4位

就航都市の多さとゴージャス感のある機材が魅力

カタール航空同様に、利用者に占める乗り継ぎ客が多く、ヨーロッパ方面への渡航者が多い。拠点ドバイと、カタール航空の拠点ドーハが近隣で、日本から目的地までの全体の所要時間も似ている。利用機会の似た航空会社が5、6位に並んだことになる。エミレーツ航空は世界最大の旅客機A380を85機も運航、2017年には成田便も再びA380の運航となり、旅人をゴージャスな気分にしてくれる。にもかかわらず、航空券価格が手頃というのも同社の魅力だ。カタール航空と若干異なる部分に、乗り継ぎ地であるドバイも人気都市になっているという点がある。

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7位 フィンエアー(フィンランド航空)満足度:3.93 昨年14位

フィンランドの地の利を活かした運航で上位にランク

フィンエアーがヨーロッパ系航空会社でもっと評価が高いという結果になった。しかし、食事やエンタメ関係を褒める声は意外に少なく、多くの利用者が、ヨーロッパ主要都市への最短距離で、所要時間が短く、ヘルシンキの空港もコンパクトなので乗り継ぎの利便性が高いという部分を評価している。それにプラスして、フィンランドは親日国であり、フィンランド流のおもてなしが日本人に受け入れられたのではないだろうか。フィンエアーの路線はアジア重視で、とくに日本便は成田、中部、関西、福岡便とあり、ネットワークが充実している。

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8位 エールフランス航空満足度:3.90 昨年7位

ヨーロッパ行き直行便唯一の夜行便があることにも注目

フランスがお気に入りの日本人は多いようだが、そんなフランス好きには圧倒的な支持がある航空会社である。フライトに個性もあり、羽田発パリ行き夜便は、意外にも日本発ヨーロッパ直行便では唯一の夜行便で、起きたら翌朝パリというスケジュールに人気がある。サービスに関する声も全般的に評価が高い。いっぽうで、パリで乗り継いで他の都市へ行く場合、ヨーロッパ内の短距離フライトのサービスは簡素という声があった。私も同感で、エールフランスに限らず、ヨーロッパ内はLCCや鉄道との競合もあり、長距離便のような寛ぎは望めない。

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8位 ルフトハンザドイツ航空満足度:3.90 昨年21位

東京便を羽田発着に集約して利便性を向上させた

7、8位はヨーロッパ系航空会社が並び、奇しくも「ワンワールド」「スカイチーム」「スターアライアンス」それぞれの航空連合から1社ずつランクインした。日本人はドイツの航空会社には几帳面さなどを期待しているようで、利用者の声にも「安心感」「定時運航」などの理由で高い評価をする人が多かった。ルフトハンザドイツ航空は、2016年から成田乗り入れを行っておらず、東京への乗り入れ空港を羽田のみにし、羽田からフランクフルトとミュンヘン直行便を毎日運航している。そのため、日本の地方空港からの利便性が向上している。

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10位 タイ国際航空満足度:3.86 昨年7位

古くから日本人に人気の東南アジア系航空会社

現在は日本便の多くがタイから日本への旅行客主流となった感があるが、古くから日本人に人気の航空会社である。フレンドリーな接客と食欲をそそるタイ料理の機内食に定評がある。日本便は新千歳、成田、羽田、中部、関西、福岡へ運航、成田と関西へはA380も使用されている。なかでも人気のフライトに羽田発深夜便がある。バンコクに早朝に到着するため、どの方面へも乗り継ぎができるのだが、実はバンコクへの渡航者にも人気がある。忙しい日本人、短期間でも深夜便を使い、いわゆる弾丸でタイを楽しむという使い方が増えているそうである。

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ランキング総評

上位3社の拮抗を日本航空が僅差でトップに

首位が2007年以来10年振りに日系航空会社となった。上位3社のポイント差はわずか0.04ポイント以内、その僅差を競り勝ったのが日本航空だ。ベスト10は、日系大手2社、アジア2社、オセアニア1社、中東2社、ヨーロッパ3社で、米系の評価が低いのは例年通りだ。
今回、アンケート対象4000人の印象に目を通したが、特別なサービスがなくても、不満要因がなければ「満足」なのに対し、些細なことでも不愉快なことがあると、とたんに「不満」となる。多かった要因は「水を頼んだのに持ってこない」「大手なのに荷物有料」「好みの映画がない」などであるが、意外に多かったのが「エンタメ設備が壊れている」、些細なのは「ヘッドホンの断線」まであった。航空各社は最新設備を備えるとともに、メンテナンスをしっかり行う必要があるだろう。このほかの不満要因としては「ストによる欠航」「以前より質が落ちた」「関空に来なくなった」にうなずいてしまった。

【取材/構成】ジャーナリスト 谷川一巳
旅行と乗物が大好きで世界を飛び回るバックパッカー。利用した航空会社は100社を超えた。
編集プロダクション勤務、旅行会社勤務、旅行業界紙記者などを経て独立。近著に『航空・貨物の謎と不思議』『ボーイングvsエアバス熾烈な開発競争』『台湾のりもの旅』など。
※著者近影は訓練用シミュレーターにて


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上記はランキング調査対象エアライン一覧ではありません。調査対象航空会社に関しては最下部の調査概要をご参照ください。

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