自然遺産のあるおすすめ都市
コタキナバル(マレーシア)
登録名:キナバル自然公園
ボルネオ島内のキナバル山のふもとに広がるマレーシアの自然公園。固有種をはじめとした多種多様な動植物が生息するネイチャースポットです。生態系を観察できるトレッキングや、植物園の見学などがおすすめ。キナバル山の玄関口となるコタキナバルは自然体験だけでなく、リゾート滞在やスパなども楽しめるのが魅力です。
ニューカレドニア
登録名:ニューカレドニアのラグーン リーフの多様性とその生態系
南太平洋に浮かぶフランス領の島々、ニューカレドニア。世界最大面積のラグーン(珊瑚礁などで形成された浅い海域)には、ウミガメやジュゴンなどの貴重な生物をはじめとした、15,000種もの生物が生息しています。そんな生き物たちを間近で観察できるシュノーケリングやダイビング、サップなどのアクティビティがおすすめです。
グランドキャニオン(アメリカ)
登録名:グランド・キャニオン国立公園
アメリカ北西部のアリゾナ州に位置する国立公園。総面積は4,926 km2と福岡県とほぼ同じという圧巻の広さ。コロラド川に囲まれた壮大な渓谷は、約20億年前の地層を見ることができ、地球の歴史を体感できます。自然・歴史について学べるパークレンジャーによる無料プログラムや、ハイキング、サイクリングなどがおすすめです。
カナディアンロッキー(カナダ)
登録名:カナディアン・ロッキー山脈自然公園群
カナダ北西部、アルバータ州付近に隣接する4つの国立公園からなるカナディアンロッキー。美しい山々にターコイズブルーの湖、氷河から流れ出す滝や多様な自然動物など、カナダの雄大な自然が広がります。おすすめは沈泥が青く輝くモレーン湖、宝石のような美しさのルイーズ湖、季節や時間帯で色が変化する神秘的なペイト湖など。
文化遺産のあるおすすめ都市
クスコ(ペルー)
登録名:クスコ市街
ペルー南部のアンデス山脈に位置するクスコ。インカ帝国時代は首都として栄えました。スペイン人がやってきてから造られたコロニアル建築の建物の中には、土台のみインカ建築を利用しているものもあり、精巧な石組みを見ることができます。中心地であるアルマス広場や、クスコ大聖堂は必見。複合遺産のマチュ・ピチュにも足を延ばせます。
ハバナ(キューバ)
登録名:オールド・ハバナとその要塞群
カリブ海に浮かぶキューバ西部にあるハバナ。スペイン統治時代に貿易の拠点であったため、外敵から守るための強固な要塞で守られた街となりました。見事なバロック建築のハバナ大聖堂など、市内には様々な時代の建築群が並び、街歩きを楽しめます。アメリカ統治時代に流入した40〜50年代のアメリカ車(現役タクシー)もフォトジェニック。
シェムリアプ(カンボジア)
登録名:アンコール
カンボジア北西部の密林で発見されたアンコール遺跡群は、現在はシェムリアプ観光のハイライトの一つ。12世紀前半に建てられた世界最大級の石造寺院で、広大な敷地内に数々の遺跡が残っています。独特な建築構造の本殿は必見。近くにあるアンコール国立博物館では出土品を見ることもできるため、一緒に見学してみるのもおすすめです。
バルセロナ(スペイン)
登録名:バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院
数々の世界遺産が残るバルセロナ市内ですが、その中からこちらをピックアップ。奇才ガウディに並ぶ建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによる建造物です。花をモチーフにした美しいクリスタルガラスの装飾が特徴的なカラルーニャ音楽堂、病院とは思えないほど芸術的なサン・パウロ病院。ぜひ時間をかけて鑑賞してみてください。
フィレンツェ(イタリア)
登録名:フィレンツェ歴史地区
イタリア中部のトスカーナ州に位置するフィレンツェ。15〜16世紀にメディチ家統治のもと、文化的にも経済的にも発展しました。ルネッサンス芸術の都として、ミケランジェロをはじめとした大芸術家たちの名作が数々残っています。ヴェッキオ宮殿、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、カルミネ教会などなど、見どころは満載です。
ロンドン(イギリス)
登録名:ロンドン塔
1070年代にウィリアム1世により建築された強固な石造りの要塞。要塞といっても時代により役割は変化し、宮殿や刑務所、処刑所などとしても活用されました。少し怖くなるような数々のストーリーが残る建造物です。近郊にはビッグベンが併設されているウエストミンスター宮殿など複数の世界遺産があるため、事前に調べてはしご観光もおすすめ。
アテネ(ギリシア)
登録名:アテネのアクロポリス
古代ギリシア時代の栄華を今に伝えるアクロポリス遺跡。外敵からの侵略を防ぐため、3方向が断崖の高い丘の上に作られました。ギリシアの象徴的な遺跡の一つであるパルテノン神殿もこの中にあります。緻密に設計された柱など、高度な建築技術も見どころです。その他、カリアティード(女性の立像の柱)のあるエレクティオン神殿も必見。
パリ(フランス)
登録名:パリのセーヌ河岸
パリの中心を流れるセーヌ川。周辺にはパリの主要なモニュメントが点在しており、一帯が世界遺産に登録されています。ゴシック建築で代表的なサント・シャペル教会をはじめ、エッフェル塔、ルーブル美術館、ヨーロッパの都市計画に影響を与えたコンコルド広場やアンヴァリッドなど、パリの歴史が凝縮。遊覧船でゆったり観光するのがおすすめ。
複合遺産のあるおすすめ都市
ウルル(オーストラリア)
登録名:ウルル-カタ・ジュタ国立公園
巨大な一枚岩ウルル(エアーズロック)と、36のドーム状の岩からなるカタ・ジュタ。いずれも先住民アナング族の聖地で、長年信仰されてきました。美しいサンセット・サンライズ観賞や遊覧飛行など様々な見学スタイルがあります。公園内のカルチュアルセンターでは、この土地の歴史や、先住民アナング族の文化、生活様式を学ぶことができます。
パラオ
登録名:南ラグーンのロックアイランド群
ミクロネシアビーチのパラオ。珊瑚礁の海に点在するマッシュルーム型の島々はほとんどが無人島で、その独特な地形から貴重な固有種が数多く生息しています。古代の石造りの村の遺跡や壁画など、考古学的な遺跡も発見されています。無毒クラゲと泳げるジェリーフィッシュレイクや、乳白色に輝くミルキーウェイなど、神秘的なスポットが満載です。
編集部ピックアップ!2019年登録の世界遺産がある都市
2019年に新たに世界遺産に登録された場所は合計29ヵ所!その中から編集部おすすめの都市を2つピックアップしました。
ジャイプール(インド)
登録名:ラージャスターン州のジャイプール市街
インド北西部のラージャスターン州に位置するジャイプール。18世紀に当時のアンベールのマハラジャが、都を近くの平地に移して建設した街で、ヒンドゥー教や西洋文化が投影されています。2010年に世界遺産に登録された天文台ジャンタル・マンタルもあり、他の要所としては風の宮殿やアンベール城などがあります。
バガン(ミャンマー)
登録名:バガン
ミャンマー中部に位置するバガン。カンボジアのアンコール、インドネシアのボロブドゥールと並ぶ仏教遺跡の一つです。広大な敷地に二千基あまりのパゴタ(仏塔)と寺院が林立する様は壮観。城壁に囲まれた中心地オールド・バガンは考古学保護区に指定されており、タッピニュー寺院やアーナンダ寺院など重要な遺跡が集中しています。
- ※渡航前に必ず、現地の安全情報と感染症などの情報をご確認ください。
外務省 海外安全ホームページ
厚生労働省 検疫所ホームページ