- 井伊 誠
- カンボジア在住。遺跡以外のカンボジアを旅する本トーマダーの発行人・編集人。王立プノンペン大学外国語研究所にてカンボジア語を学んだ後、人間の暮らしをテーマとして取材活動を開始。お気に入りはカンボジアの広々とした空、ちょっとしつこいカンボジア人のギャグ、バイクでカンボジアの田舎を駆け巡ること、酒の時間。
出発エリアをに変更しました。
カンボジア産のお米のなかでも人気がある品種「プカーマリッ」。日本でチャーハンやピラフを作るときに重宝するかも
贈る相手や滞在地のことを考えながら旅先でお土産を探すのは楽しいもの>です。カンボジアを含む東南アジアでは、地元の空気にも触れることができ、かつお土産も買うことができる、そんな市場でのショッピングの人気が高いと言えます。カンボジアでも首都プノンペン最大の市場であるセントラルマーケットや、アンコール遺跡群観光の拠点となるシェムリアプのオールドマーケットが人気の市場です。とはいえ、市場の品物には値札がついていませんし、どこに何があるのか分かりにくいかもあるため、億劫に感じる人もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、地元のスーパーマーケットです。
カンボジアの魚醤タックトレイ。写真のものはビーチリゾートとして名高いシハヌークビルで作られたもの
カンボジアにもプノンペンやシェムリアプには冷房が効き、商品が棚に整然と陳列されているスーパーマーケットがあります。スーパーで売られている商品には、基本的にすべて値札がついているため、値段交渉の必要もありません。スーパーマーケットでお土産なんて奇妙に感じる人もいるかもしれませんが、よく探してみるとお土産としてなかなかおもしろい商品を見つけることができるんです。そんな商品のいくつかをご紹介しましょう。
国産のアンコールビール。冷蔵庫に入れてよく冷えたものも売られている
例えばカンボジアの国産ビールであるアンコールビール。ラベルにアンコールワットの三本塔がデザインされているため、お土産としての雰囲気も感じられる一品です。値段は330ミリリットル入りの缶が1本約60円、小瓶が約85円。さっぱりとしたのどごしが熱帯モンスーンの気候とよく合うビールです。お土産としておもしろい国産ビールとしては、バイヨン遺跡の尊顔をあしらったバイヨンビールというビールもあります。こちらは330ミリリットルの缶が1本37円程度です。
サトウヤシの樹液で作った酒スラートナウト。これ以外にもショウガワインやパイナップルワインなども商品化されている
次のおすすめは、カンボジアのシンボルのひとつにも数えられているサトウヤシの樹液を原料としたお酒で、カンボジア語ではスラートナウトと呼びます。サトウヤシのやわらかく親しみやすい甘みが感じられるお酒で、特にお酒の好きな女性には喜ばれるでしょう。続いてカンボジアの魚醤タックトレイ。隣国タイの魚醤ナンプラーやベトナムのニョクマムは日本人にも知られるようになってきましたが、カンボジアのタックトレイはまだ存在感が薄いような気がするので、こちらもお土産としてはおもしろいと思います。値段は産地や作り方によって異なりますが、高品質とされるもので、1本150円ほど。ほかにもチャーハンによく合うカンボジアのお米(2キロで150円くらい)などもカンボジアの風を感じられるお土産になるはず。ひと味違ったお土産を探しにカンボジアのスーパーマーケットをのぞいてみて見ませんか。
モニボン通り沿いに建つスーパーマーケットのBig A。ハンバーガー店も併設されている
■ Big A Super Store
住所:#266-272,Monivong Blvd,Phnom Penh
時間:8時から21時
定休日:無休
アクセス:オルセイ市場から徒歩約2分。
■ Lucky Market
住所:#160,Sihanouk Blvd,Phnom Penh
時間:8時から21時
定休日:無休
アクセス:独立記念塔から徒歩約5分。
■ Paragon Cambodia
住所:#12,Street214,Phnom Penh
時間:8時から21時
定休日:無休
アクセス:王宮から車やバイクで約3分。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/03/28)
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