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海外現地発ガイド通信

プノンペンから日帰りで行ける! 山の上にそびえるアンコール時代の遺跡を旅しよう


掲載日:2008/05/13 テーマ:歴史 行き先: カンボジア / プノンペン

タグ: すごい! ロマン 遺跡


アンコールワットより古いタケオ州の遺跡

プノンチソー山頂からの眺め。天候に恵まれ、タイミングが合えば、遠く先で神秘的な雨のカーテンが移動していくようすを眺めることができる プノンチソー山頂からの眺め。天候に恵まれ、タイミングが合えば、遠く先で神秘的な雨のカーテンが移動していくようすを眺めることができる

アンコール時代(9世紀から15世紀)の遺跡というと、ダントツに有名なのがアンコールワット。カンボジアがどこにあるかを知らなくても、アンコールワットのことは聞いたことがあるという人がいるくらい存在感のある遺跡です。そのアンコールワットを一目見ようと、世界各地からやって来る観光客でアンコールワットのあるシェムリアプ州はいつも賑わっています。ところで、アンコール時代の遺跡というと、アンコールワットの存在感が強すぎるせいか、シェムリアプ州にしかないと思われがちですが、じつはほかの地方にもあるんです。今回はそのうちのひとつ、タケオ州にあるアンコール時代の遺跡プノンチソーをご紹介します。

アンコールワットより古い歴史を刻む遺跡

プノンチソーの遺跡。中央にある本堂内には仏像が祀られ、本堂脇に立つ祀堂の破風には砂岩に施された彫刻が残っている プノンチソーの遺跡。中央にある本堂内には仏像が祀られ、本堂脇に立つ祀堂の破風には砂岩に施された彫刻が残っている

プノンチソーは、カンボジア南部のタケオ州にある丘の上に建てられた遺跡で、碑文によると、アンコールワットが建てられる約半世紀前の11世紀に建造されたもので、ヒンドゥー教のシヴァ神とヴィシュヌ神に捧げられた寺院だといわれています。遺跡の保存状態はいいとはいえず、加えてインドシナ戦争時代のアメリカ軍の爆撃によって破損してしまいましたが、遺跡の四方には大きな石積みの門があり、その門塔の先端にはハスの花を象った鮮やかな彫刻が残っています。また、東側の扉には豚の上に乗った人物が彫刻で描かれています。天気がよければ、丘の上から延々と続く美しい田園風景を眺めることもできます

言い伝えに残るプノンチソーの創建秘話

プノンチソーに残る不死の象徴ナーガ(ヘビの神様) プノンチソーに残る不死の象徴ナーガ(ヘビの神様)

さて、この遺跡。さきほど11世紀に建造されたと書きましたが、地元の人たちの間ではこんな言い伝えが残っています。昔、ソリヤデーヴェフという名の王様がいました。王は今日、プノンチソーと呼ばれている丘の麓近くに宮殿を造り、完成後、自分の王子のために荘厳な儀式を執り行いました。その最後に儀式を主催したバラモン僧の一人がちょっと変わった三つの言葉を王子に献上しました。「どうかアリのような力が備わりますように」「どうか死人のような霊力が備わりますように」「どうか女のような恐れを知らぬ心が備わりますように」。

地元の言い伝えが残る地を歩く旅に出よう

海抜約100メートルの丘の上に建てられたプノンチソーの遺跡までは、300段ほどの石段を昇っていく 海抜約100メートルの丘の上に建てられたプノンチソーの遺跡までは、300段ほどの石段を昇っていく

これを聞いた王は大変立腹したのですが、このバラモン僧が言葉の真意を王の前で次々と示すと、王様はこのバラモン僧を大変な知恵者だとして望み通りのものを授けることにしたのです。するとこのバラモン僧は、王の宮殿から近い山の頂にバラモン僧たちのための庵を造る許可を求めました。こうして建設されたのが、現在も残るプノンチソーの遺跡だと言われているのです。あくまでも言い伝えですが、こうした話を頭に入れながらプノンチソーを歩いてみると、この遺跡をより立体的に味わえることでしょう。バラモン僧の言い伝えを頭に入れながら、アンコール時代の遺跡プノンチソーを歩いてみませんか。

【関連情報】

■プノンチソー
場所:タケオ州
定休:無休
アクセス:プノンペンからG.S.T,Express社、Phnom Penh Sorya Transportation社などのタケオ行きバスに乗り、プノンチソーの標識のところ、またはプラサートニアンクマウ遺跡あたりで下車。そこからバイクタクシーで約10分。プノンペンから日帰りで行ける。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/05/13)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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