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海外現地発ガイド通信

昔から村の酒飲みたちに愛されてきた、カンボジアの伝統酒タックトナウトチュー


掲載日:2008/11/21 テーマ:お酒・バー 行き先: カンボジア / プノンペン

タグ: おいしい 地酒


乾季、それは知られざる(?)酒の季節!

サトウヤシの木に登って樹液を採取する男性。採取した樹液は砂糖の原料にもなる(撮影:シェムリアップ州) サトウヤシの木に登って樹液を採取する男性。採取した樹液は砂糖の原料にもなる(撮影:シェムリアップ州)

カンボジアはもうすぐ雨季が終わり、乾季(一般に11月上旬頃から5月上旬頃)に突入しようとしています。雨のほとんど降らない乾季は、一般的なカンボジア旅行のベストシーズン。なかでも、12月から2月にかけては比較的涼しく、日本から遊びに来てもあまり暑さを感じないときです。さて、乾季といえば、タックトナウトチューの季節でもあります。タックトナウトチューとは、サトウヤシの樹液を発酵させたアルコール飲料で、サトウヤシが身近な農村で昔から親しまれてきたお酒です。知られざるカンボジアのお酒、どんなものか味わってみたくありませんか?

100%天然の伝統的なアルコール飲料

自転車に積んでヤシ酒を売り回る男性。その裏の青空飲み屋ではすでに宴会が始まっている。(撮影:コンポンチャーム州メーモット郡) 自転車に積んでヤシ酒を売り回る男性。その裏の青空飲み屋ではすでに宴会が始まっている。(撮影:コンポンチャーム州メーモット郡)

タックトナウトチュー(字義的には酸っぱいサトウヤシの水)は、文字通りやや酸味があり、うっすらとした甘みも感じさせる微発泡性の天然アルコール飲料です。正確にはわかりませんが、飲んだ感じからしてアルコール度数はビールと同じくらい(4%くらい)なので、あまりお酒が強くないという人でも少量なら酔うことはないでしょう。タックトナウトチューの季節になると、自転車に積んで売るタックトナウトチュー売りや、路上の簡易飲み屋などで売られるようになります。値段はコップ1杯100リエルから300リエル程度。カンボジアで最も安いアルコール飲料のひとつということもあり、村では日常的に親しまれています。

ヤシ酒ができるまで

村の人とヤシ酒で乾杯!  村の人とヤシ酒で乾杯! 

ヤシ酒づくりは、まずサトウヤシの樹液を採取することから始まりますが、サトウヤシは植えてから20年以上経たないと樹液を利用することはできないといわれています。樹液は花から採取するため、開花する11月初旬から5月下旬までが一般的な樹液採取のシーズンです。樹液を採取するためには、あらかじめヤシの木に掛けた梯子を登って花の咲いている木のてっぺんまで登り、樹液受けとなる容器(一般には竹筒)を取り付けておかなければなりません。数時間放置してから、再び木に登り、容器にたまった樹液をとって酒にするのです。

飲むなら村の青空飲み屋で飲むのが楽しい

樹液の採取に使う竹筒。なかは煙でいぶして殺菌してある 樹液の採取に使う竹筒。なかは煙でいぶして殺菌してある

村でタックトナウトチューを飲む機会に恵まれたら、村のつまみと一緒に楽しみたいところです。村の路上にある簡易飲み屋で卵焼きや干し肉の焼き肉、干物などをつまみながら、緑豊かな農村の屋外で飲む酒は格別です。地元の人と杯をかわしてみれば、村ならではの食の世界をいろいろと案内してもらえるかもしれません。ヤシ酒を通して、観光地をめぐるだけでは知り得ないこの国の姿に触れることもできるでしょう。ヤシ酒と一緒にカンボジアのもうひとつの表情をのぞいてみませんか。

【関連情報】

■ヤシ酒(タックトナウトチュー)
飲めるところ:村のヤシ酒売り場。または自転車で移動するヤシ酒売りから購入して飲む。
価格:コップ1杯100リエルから300リエル(約3円から9円)程度

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/11/21)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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