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4つの川が交わる珍しい地形 チャトモクの不思議を肌で体感しよう!


掲載日:2009/07/21 テーマ:観光地・名所 行き先: カンボジア / プノンペン

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四つの川が交わる

四つの川が交わるトンレーチャトモック。写真左上が上メコン川、右上が下メコン川、左下がトンレサープ川、右下がバサック川。 四つの川が交わるトンレーチャトモック。写真左上が上メコン川、右上が下メコン川、左下がトンレサープ川、右下がバサック川。

カンボジアの首都プノンペンで見られる珍しい地形をご存知でしょうか。それはカンボジア語でトンレーチャットモックと呼ばれる場所で、「4つの川が交わるところ」を意味します。交わる四つの川とは、上メコン川(メコン川の上流の意)、下メコン川(メコン川の下流の意)、バサック川、トンレサープ川のことで、これらがちょうどX(エックス)の字ように交わっているのです。しかもこの地形、古くからカンボジア人の食生活に大きな影響を与えてきたと言える場所でもあるのです。どうです? ちょっと気になるでしょう。一体どんな影響を与えてきたのか、その答えを解く鍵はアンコール遺跡の浮き彫りにも残っています。

バイヨン寺院の浮き彫りに残る証

バイヨン寺院の回廊に残る浮き彫り。トンレサープ湖の豊かさがよく表現されている。 バイヨン寺院の回廊に残る浮き彫り。トンレサープ湖の豊かさがよく表現されている。

都城アンコールトムの中心寺院バイヨンの回廊の残る浮き彫りには、アンコール時代の人々の暮らしぶりを表現したものがたくさん残っています。そのなかには、トンレサープ湖で泳ぎ回る魚や、魚を串焼きにして食べる人などの姿もあり、カンボジア人たちが昔から日々の暮らしのなかで魚をたくさん食べてきたことが伺い知れます。こうした魚たちを育んできたのが、メコン川とトンレサープ川、トンレサープ湖なのです。

トンレサープ川の「逆流」現象

王宮前の土手からトンレーチャトモックを臨む。 王宮前の土手からトンレーチャトモックを臨む。

毎年11月上旬から5月上旬にかけての乾季、メコン川とトンレサープ川の水は海に向かって流れるのですが、雨季になってメコン川の水位が上昇すると、川の交わるトンレーチャトモックのところで水圧に押されて「逆流」し、トンレサープ川を通って川の上流にあるトンレサープ湖へ流れ込んで湖を拡大させます。こうした拡大によって水没した土地は魚たちの絶好の揺籃場となり、カンボジアの人々に豊かな漁業資源を提供してきました。このときのトンレーチャトモクでは、下流に流れきれなくなった水が滞留し、鏡に反射する光のようにVの字を描いて「逆流」する現象が見られるのです。

大自然が織りなす不思議を味わってみよう

雨季が終り乾季に入った11月、トンレーチャトモックの近くでは伝統行事である水祭りボートレースが行われる。 雨季が終り乾季に入った11月、トンレーチャトモックの近くでは伝統行事である水祭りボートレースが行われる。

上記のようなメコン川の水の流れやトンレサープ湖の伸縮によって育てられた魚達は、貴重な動物性タンパク源としてカンボジア人の命をつないできました。人々は昔からこうした魚を煮る、焼く、揚げる、干すといった形で調理したり、塩を揉み込んで漬け、プロホックと呼ばれる保存食にしたりして味わってきたのです。人々の食生活に彩りを加える一翼を担ったトンレーチャトモック、その大自然の驚異を自分の目で味わってみませんか?

【関連情報】

プノンペンの王宮。トンレーチャトモックは王宮のすぐそばなので王宮やそこから近くの国立博物館観光と併せて楽しむのがいい。 プノンペンの王宮。トンレーチャトモックは王宮のすぐそばなので王宮やそこから近くの国立博物館観光と併せて楽しむのがいい。

■トンレーチャトモック
場所:Chatmok, Chamkar Mon,Phnom Penh
アクセス:王宮入り口から徒歩3分、カンダール市場から徒歩5分。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/07/21)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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