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海外現地発ガイド通信

アンコール時代の暮らしが見られるバイヨン寺院の浮き彫りを見に行こう!


アンコール遺跡群の注目度がぐんとアップ!

世界最大の宗教建造物といわれるアンコールワット。12世紀前半、スールヤバルマン二世によって建造されたといわれている 世界最大の宗教建造物といわれるアンコールワット。12世紀前半、スールヤバルマン二世によって建造されたといわれている

カンボジアで観光といえば、やはり目玉はアンコールワットをはじめとするアンコール遺跡群でしょう。ユネスコの世界遺産にも指定されたこの遺跡群を一目見ようと、毎年世界各国から多くの旅行者が観光の拠点となるシェムリアプ州へやって来ます。カンボジア王国観光省によると、2007年の1月から9月にかけてカンボジアを訪れた外国人観光客の数は140万人と、前年同期比で19%の増加となっています(2006年は170万人)。増加する観光客数を受けて、2007年11月20日には、日本で初めてJALがカンボジア・シェムリアプへの直行チャーター便の運航を開始(2008年3月まで日本ーシェムリアプ間を片道ベースで20〜30便運航する計画)するほど、今、アンコール遺跡群が再び注目を集めているのです。

人間の「顔」が見える親しみやすい浮き彫り

国家鎮護の寺院とされるバイヨンには、観世音菩薩をモチーフにしたといわれる多数の多面塔が林立する 国家鎮護の寺院とされるバイヨンには、観世音菩薩をモチーフにしたといわれる多数の多面塔が林立する

アンコール遺跡群のなかで最も有名なのが、いわずと知れたアンコールワットだと思いますが、もうひとつの大きな目玉が、今回ご紹介するバイヨン寺院です。バイヨン寺院は、12世紀、アンコール王朝に最盛期をもたらしたジャヤバルマン七世によって建造された寺院で、国家鎮護の役割があったといわれています。さて、この遺跡の大きな見所のひとつが、回廊に残された浮き彫りです。アンコールワットの浮き彫りが宗教的・政治的な色彩が強いのに対し、バイヨンのそれは人々の日常生活や王族の暮らしが盛込まれていて、ぐっと親しみやすい内容になっています。遺跡の建築的な側面にさほど興味がない人でも、カンボジアの昔の暮らしぶりを知ることができるバイヨンの浮き彫りはきっと興味深く楽しめることでしょう。

人間の表情も細かく描写されている

食事の準備をする人々。写真は串焼きにした魚を焼いているところ。魚は現代のカンボジア人にとっても貴重な動物性タンパク源となっている 食事の準備をする人々。写真は串焼きにした魚を焼いているところ。魚は現代のカンボジア人にとっても貴重な動物性タンパク源となっている

例えば、バイヨン寺院の第一回廊の南側には、闘鶏を楽しむ人々、当時の出産のようす、宴会の賑わい、市場での買い物の風景、食事の準備などが生き生きと描かれています。人間の表情や服装なども細かく表現されており、これらの浮き彫りを見ていると、まるで当時の生活の匂いまでもが漂って来るような気がしてきます。浮き彫りに描かれたカンボジア人の表情と現代のカンボジアに生きる特徴的なクメール人(カンボジア人)の顔を見比べてみると、「この人たちの顔は何世紀も前からほとんどかわっていないんだなあ」なんていう言葉が自然と頭に思い浮かび、なんとなく微笑ましくも感じます。

当時と今の暮らしを比較してみよう

遺跡の浮き彫りに見られる当時の生活のようす。写真は牛車。現在も農村部で一般的に利用されている 遺跡の浮き彫りに見られる当時の生活のようす。写真は牛車。現在も農村部で一般的に利用されている

バイヨンの浮き彫りに描かれた当時の生活のようすと、現在の農村部のカンボジア人の暮らしを比較してみるのもおもしろいでしょう。牛車で移動したり、魚を串焼きにして食べているところなどは、アンコール時代も今もほとんど変わっていないことがわかります。出産のようすが描かれた浮き彫りには、現在も村で活躍している助産婦さんの姿があります。また、今も人々の暮らしと深い関係を持つ水牛や鳥、象、ワニ、ハスの花なども盛込まれており、それらを見ながら想像を膨らませていくと、遺跡の森のなかで時空を超えた旅をしたかのような錯覚にとらわれます。過去と現代を多層的に旅することのできる、バイヨン寺院の浮き彫りを見に来ませんか?

【関連情報】

■バイヨン寺院
位置:シェムリアプ州アンコール地域内(アンコールトムのほぼ中心)
アクセス:シェムリアプ市内からバイクタクシーやトゥクトゥクなどで約20分、距離は約8キロ。シェムリアプ市内からアンコールワット通りを北上し、突き当たったところで左折、道なりにそのまま進み、アンコールワット西参道を通り越してそのまま直進した先にある。
入場料:アンコール遺跡群の観光には入場券が必要。入場券はアンコールワットへ向かうアンコールワット通り沿いの入場券売場で購入可能。1日券(20ドル)、3日券(40ドル)、1週間券(60ドル)。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/14)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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