page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
カンボジア・シェムリアプ・歴史の現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

アンコール王朝創始の地プノンクーレンへ! アンコールの歴史をさかのぼる旅に出よう


掲載日:2008/01/17 テーマ:歴史 行き先: カンボジア / シェムリアプ

タグ: すごい! ロマン 遺跡 一度は行きたい 寺院 世界遺産


アンコール王朝創始の地と言われる山

細部の精緻な彫刻はアンコールワットの大きな魅力のひとつ 細部の精緻な彫刻はアンコールワットの大きな魅力のひとつ

世界各地からアンコールワットを一目見ようと、多くの観光客がカンボジアのシェムリアプ州を訪れます。アンコールワットは巨大(全体の大きさは東西1500メートル、南北1300メートル)であるにもかかわらず細部は精巧で、訪れる人たちを圧倒します。この類まれな宗教建築を生んだアンコール時代が、どこでどのように始まったのか、興味はありませんか? 今回はその謎を解明するてがかりとなる場所へみなさんをご案内しましょう。目的地はアンコール王朝創始の地と言われるプノンクーレン(クーレン山)です。

王が神と一体となる儀式を行なった地

プノンクーレン山上に立つ仏教寺院に収められた涅槃仏 プノンクーレン山上に立つ仏教寺院に収められた涅槃仏

プノンクーレンはシェムリアプの中心部から北東約50キロのところに位置する連山(標高約400メートル)です。プノンクーレンという名前は、ライチ(カンボジア語で「クーレン」)の木が多いことに由来します。9世紀初頭、アンコール王朝の創始者であるジャヤバルマン2世がジャワから帰国し、この山の上で神と一体となる儀式を執り行って当時服属していたジャワからの独立を宣言したといわれています。つまり、アンコールワットやアンコールトムなどの優れた宗教建築を生んだアンコール王朝の発祥の地なのです。

1000年間湧き続ける(?)水でお清めしよう

タックドッムオイポアンチュナム。訪れた人々は桶で「聖なる水」をすくい、それで顔を洗ったり頭にかけたりして身を清める タックドッムオイポアンチュナム。訪れた人々は桶で「聖なる水」をすくい、それで顔を洗ったり頭にかけたりして身を清める

プノンクーレンを楽しむ最も一般的なコースは、山上の仏教寺院や滝、川のなかの岩に刻まれた神々やリンガの彫刻などを見て回るというものです。山上の仏教寺院には、巨大な砂岩から掘り出された約9.4メートルの涅槃仏が収められています。この涅槃仏は16世紀にアンチャン1世が建造したものだと言われ、信仰の対象となっています。涅槃仏を拝んだら、山の清々しい空気の中、寺院周辺を回る散策コースを歩いてみましょう。周回コースの折り返し地点には1000年間水が沸き続けていると信じられているタックドッムオイポアンチュナム(「1000年間湧き出る水」の意)という湧水点があり、カンボジアの人々がその水で体を清めています。ここでは人々と混じり、アンコール王朝創始の地で体を清めてもらいましょう。

川底に揺らめく神秘的な神々の彫刻は必見

川底に彫られたリンガ。リンガはヒンドゥー教に起源を持つシバ神を象徴するとされる。破壊神シバは破壊後に創造を司ると言われ、男根の形で表現されることから生殖崇拝と結びついていたと指摘されている 川底に彫られたリンガ。リンガはヒンドゥー教に起源を持つシバ神を象徴するとされる。破壊神シバは破壊後に創造を司ると言われ、男根の形で表現されることから生殖崇拝と結びついていたと指摘されている

吊り橋の近くの川底では、ヴィシュヌ神とブラフマー神の彫刻が水の流れに揺らめく幻想的な光景を見ることができます。このあたり一帯は、かつて王の沐浴場だったと考えられているところです。川底の岩に彫刻を彫った理由は定かではありませんが、「神々の力が水を媒介として多くの人に伝わる」「神々の彫刻の上を流れることにより水が聖水となる」などと考えられています。また、この山には前アンコール時代からアンコール時代への過渡期に位置づけられるレンガ作りの遺跡が複数残っており、当時の建築の変遷を知る上で興味深いところでもあります。アンコール王朝創始の地プノンクーレンを歩き、アンコールワットやアンコールトムを回るだけでは体感できない、アンコールの歴史をさかのぼる旅に出てみませんか。

【関連情報】

■プノンクーレン
住所:シェムリアプ州
入場料:20ドル(アンコール遺跡への入場券は必要ない)
定休日:無休
アクセス:シェムリアプ市街から車で約1時間40分。個人でもバイクタクシーや車をチャーターして行くことはできるが、ゲストハウスや旅行会社が主催する日帰りツアーを利用すると便利。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/01/17)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索