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海外現地発ガイド通信

遺跡がイキイキと蘇える!自分ならではのアンコール遺跡の旅を楽しもう


掲載日:2008/12/19 テーマ:世界遺産 行き先: カンボジア / シェムリアプ

タグ: すごい! 遺跡 世界遺産


テーマを設定した旅の楽しみ

アンコール時代に建てられた施療院の拝堂タープロムケル遺跡。遺跡の規模は小さいが注意してみると状態のいい彫刻が残っている アンコール時代に建てられた施療院の拝堂タープロムケル遺跡。遺跡の規模は小さいが注意してみると状態のいい彫刻が残っている

カンボジアにはシェムリアップ州を中心として、アンコール時代(8世紀から13世紀)に建造されたアンコール遺跡が各地にあります。ガイドブックで紹介されるような遺跡は、どれも見応えがあり、それぞれの遺跡を単体で観光しても楽しめますが、遺跡見学の際にひとつテーマを設定してみると、遠い昔の時間のなかで静かに眠っているかのように見える遺跡が現代に蘇ってくるように感じられるものです。そこで今回は、テーマのある遺跡巡りをご紹介したいと思います。

「遺跡に見るカンボジアの伝統薬学」への旅

首都プノンペンにある伝統生薬売り場。伝統生薬の知恵は現在でも人々の日常生活のなかに生きている 首都プノンペンにある伝統生薬売り場。伝統生薬の知恵は現在でも人々の日常生活のなかに生きている

テーマは自由に設定するのがいいと思いますが、ここではご参考までに「遺跡に見るカンボジアの伝統薬学」というテーマをご提案したいと思います。ここでいうカンボジアの伝統薬学というのは、古くからカンボジアの人々が利用してきた生薬のことです。カンボジアでも西洋医学の概念が入って来る以前から、独自の伝統薬学が花開き、人々の暮らしのなかで役立ってきました。例えば、生薬を使った薬用サウナは、産後の女性の体力回復に効果があるとされ、古くから家庭単位で利用されてきたのです。こうしたカンボジアの伝統生薬は、アンコール時代に発展を遂げたと言われているのです。そうした「証拠」を探す遺跡の旅に出てみましょう。

現存するアンコール時代の「病院」の拝堂

タープロムケル遺跡の全景 タープロムケル遺跡の全景

アンコール王朝に最盛期をもたらしたジャヤバルマン7世(在位1181〜1215頃)は、信仰心のあつい仏教徒で、人々に対する思いやりにあふれた人だったそうです。この王は住民への慈善事業の一環として102カ所の施療院を建設し、年に3回、伝統薬を与えたと言われています。施療院自体は木造であったため当時の所在地ははっきりしませんが、発見された碑文などの史料から、18棟の位置がカンボジア国内で確認されており、施療院に付属していたと考えられている石造の拝堂も見つかっています。そのうちのいくつかは、一般の旅行者でも見に行けるところにあるのです。

ちょっとした冒険気分が味わえる喜び

タープロムケル遺跡。砂岩の上に彫られた浮き彫り タープロムケル遺跡。砂岩の上に彫られた浮き彫り

ひとつはアンコールワットの北西に位置するタープロムケル遺跡で、アンコールワットからアンコールトムへ向かう途中、立ち寄ることができます。もうひとつはアンコールトムの北側に建つプラサートトンレースグォット遺跡です。両方とも今のところ、観光客はほとんど訪れないようで、木々に囲まれた静かなところに建っています。案内板などもありませんので、未だ知らぬものを探すちょっとした冒険気分も味わえます。みなさんも独自のテーマを設定して、自分ならではのアンコール遺跡の旅に出てみませんか?

【関連情報】

プラサートトンレースグォット遺跡。アンコールトムの北門を出た先にある。痛みは激しい プラサートトンレースグォット遺跡。アンコールトムの北門を出た先にある。痛みは激しい

■タープロムケル遺跡、プラサートトンレースグォット遺跡
アクセス:タープロムケル遺跡はアンコールワットからバイクで数分。アンコールトムへと続く道の東側に建つ。プラサートトンレースグォット遺跡はアンコールトムの北門からバイクで5分程度。
定休日:無休
日本語のガイドブックではあまり紹介されていないが、英語のLonely Planetなどには地図上に大まかな位置が記されているので参考になる。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/12/19)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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