アンコール遺跡観光の拠点はシェムリアップの町

東南アジア随一の巨大遺跡、アンコールワット。その観光の拠点となるのが、シェムリアップの町です。このエリアはクメール王朝時代からアンコール地方の中心地でした。ただし、当時は町の規模は大きくはなく、都といっても王宮の移動と共にこのエリア内で転々と移動していたようです。現在の町はその後のもの。近年までのシェムリアップは、カンボジアの地方都市といった感じで、フランス植民地時代のコロニアル建築の建物も残っています。しかしこの町が大きく発展したのは、アンコール遺跡への観光客が増えた1990年代末からでしょう。今回はそんなシェムリアップの町を紹介します。

アンコールワット観光の拠点シェムリアップとはどんな町? その1 急成長したシェムリアップ アンコールワット観光の拠点シェムリアップとはどんな町? その1 急成長したシェムリアップ

2000年代から観光客が急増

政情が安定した2000年代以降は、カンボジアにやってくる外国人が飛躍的に増えました。そのすべてが観光客というわけではありませんが、統計では2000年にはまだ50万人に達していなかったカンボジア来訪者数が、2004年には100万人を超え、2007年には200万人、2015年には470万人に達するという勢いになります。カンボジアにやってくる観光客の大半はアンコール遺跡が目当てでしょうから、その多くはシェムリアップに宿泊します。これだけの観光客が来れば、町が発展するのも当たり前でしょう。観光客受け入れのため、大型リゾートホテルも次々と建てられ、町には外国人向けのレストランを含む繁華街が広がり、サービス業に従事する人々も増えていきました。昼間は遺跡観光で郊外に出ている観光客も、夕方にはホテルに戻り、夜には町へ繰り出すからです。

夜遊び派は町に近いホテルが便利?

シェムリアップの町は、アンコールワット遺跡から約5km。空港からは車で15分ほどの距離にあります。シェムリアップ空港は国際空港で、首都プノンペンからの国内線以外にも、日本からなら上海や広州、ホーチミン、バンコクから乗り継いで行くことができます。日本からは乗り換え時間を入れて、所要7〜9時間でしょう。ホテルは、ツアーではあらかじめ含まれているので心配する必要はありませんが、事前にどのぐらいのランクのホテルなのか、街中から離れているのか、徒歩圏なのかはチェックしておいたほうがいいでしょうね。夜は疲れてホテルでのんびりするなら、町から離れたエリアでも構いませんが、夜遊び派なら町に近い方が何かと便利でしょう。(その2に続く)