四川で学んだ味を日本で再現してみました!

熱々ごはんにレンジで軽く温めた木綿豆腐をのっけて、そこに辣油をかけただけの豆腐ごはんって、本当においしい。これだけで、いくらでもごはんが食べられそうです。辣油は一時期、爆発的に流行ったおかず辣油を使います。豆腐の白に辣油の赤が映えて、おいしそう! おかず辣油と豆腐って、最高のカップルです。これだけで充分おいしいのに「ああ、豆花蘸水(トウホアジャンシュイ)があればなあ」と思ってしまいます。豆花蘸水は、豆腐飯の本場、四川省で売っている豆腐飯専用のタレです。

7元(約140円)。お酒を飲む人は、ゆでた牛肉をプラスします 7元(約140円)。お酒を飲む人は、ゆでた牛肉をプラスします

四川省富順名物「豆花飯」って、どんなごはん?

中国西南部に位置する四川省は、夏はねっとりと暑く、冬はじわ〜っと体の芯から寒いところです。すっきり晴れる日の少ないこの気候が、唐辛子で発汗作用を促すあの四川料理を生みました。四川省南部の富順県は、四川人なら誰もが知っている「豆花飯(トウホアファン)」と呼ばれる豆腐飯の本場です。成都のバスターミナル周辺や下町の食堂街に行くと、必ずと言っていいほど「富順豆花」という看板があがったお店があります。注文すると、温めた豆腐、ごはん、そして「豆花蘸水」が出てきます。

豆花飯は豆腐専用のタレが決めて!

「豆花蘸水」は、唐辛子、油、花椒などで作った真っ赤なタレです。四川省らしく激辛ですが、豆腐専用のタレだけに、豆腐本来の味をひきだしてくれます。熱々すぎず、ほど良く温かくて、やわらかめの木綿豆腐をこの豆花蘸水につけ、それをごはんと一緒に食べます。初めて食べた時は、「豆腐と薬味だけがおかずだなんて、侘しい」なんて思っていたのが嘘のよう。あまりのおいしさに、今じゃすっかり豆花飯の大ファンです。

中国の西南部では豆腐は、ごはんにかけるおかずのひとつ?

この豆花飯を、四川省西部の西昌の市場で食べたことがあります。料理とも言えない料理なので、富順県のものをマネしたのか、西昌で生まれ、発展して来たものなのかは謎でした。また、四川省の南側にある雲南省のぶっかけ飯屋では豆腐は人気のおかずです。ごはんに豆腐をぶっかけ、タレはもちろん唐辛子たっぷりの辛いタレです。豆腐、ごはん、唐辛子ベースの辛いタレの3つの組み合わせは、中国西南部じゃ切り離せないものようです。おかず辣油では、やや辛味が足りませんが、日本でも豆腐ごはんは試せます。一度食べたら、病みつきになること間違いなしですよ!