桃源郷のような景色が広がる桂林

小山の間を川が流れる桂林のような風景を見ると、「桃源郷」と言う言葉が思い浮かびます。こんな穏やかで美しい風景も桂林では、どうってことない普通の風景です。桂林って、本当に風光明媚なところなのです。桂林観光の目玉は、桂林市内を北から南に流れる漓江下りです。クルーズ船に乗って、約5時間かけて陽朔県の陽朔か興坪まで、川沿いの風景を楽しみながら下っていきます。この漓江下りのハイライトが集まっているのが、陽朔と興坪です。とくに陽朔は、90年代から欧米人をはじめとして外国人旅行者に人気が高い町です。陽朔は、カフェやゲストハウスが多い町ですが、私は興坪(シンピン)古鎮に行くことにしました。

桂林市内中心部のゲストハウスの屋上から見た風景 桂林市内中心部のゲストハウスの屋上から見た風景

「ミニ陽朔」になっていた興坪古鎮

興坪は、陽朔からバスで30分ほどの場所にある小さな村です。漓江が大きく湾曲しているところにあります。一説によるとその湾曲は、200度とも言われ、まさに漓江下りのクライマックスの場所でもあります。陽朔経由でバスで興坪に入ると、小さな村なので、バスが到着したその場所がもう興坪古鎮です。石畳のメインストリート沿いは、土産物屋さんとカフェに様変わりした昔風の民家が並ぶ通りになっていました。私は興坪に来るのが10年、遅かったみたい。今、興坪は「ミニ陽朔」と呼ばれているそうです。カフェやゲストハウスが軒を連ねる陽朔の西街ほど大きくはないので、興坪古鎮はミニ陽朔なのです。

興坪古鎮は、端から端まで歩いても徒歩10分以内。陽朔から日帰りで訪れる人が多いので、夜は意外と静か 興坪古鎮は、端から端まで歩いても徒歩10分以内。陽朔から日帰りで訪れる人が多いので、夜は意外と静か

興坪で最も美しい場所とは?

昔ながらの興坪古鎮の風景は、かなり失われてしまいましたが、漓江沿いの美しい風景は、今も健在です。古鎮の端にある興坪埠頭が、ちょうど200度に湾曲している場所です。目前に迫っている桃源郷のような景色に感動! 桂林の風景も十分美しいですが、興坪はそれ以上! ここから地元の人が乗る2元(約34円)の渡し船に乗れば、対岸からの景色も楽しめます。気が向けば、プラスチックの竹で出来たいかだに乗っての興坪周辺の漓江下りもできますよ。私は、ゲストハウスで自転車を借りて、漓江沿いや周辺の村をサイクリングすることに決めました。

ちょうど200度に湾曲している場所。対岸の老寨山は、この風景を一望できる場所として知られていますが、2017年7月現在、道が悪いため、登れません ちょうど200度に湾曲している場所。対岸の老寨山は、この風景を一望できる場所として知られていますが、2017年7月現在、道が悪いため、登れません

興坪に行ったら、ぜひ、行ってみたい場所

興坪埠頭から漓江沿いに自転車で5分ほどのところに「黄布倒影」と呼ばれる場所があります。川底の黄色い石が透けて、黄色の布を水をさらしているように見えると言われる場所です。ここに来ると、中国人は、みんな20元札を取り出して、一緒に写真を撮ります。漓江の幅が狭くなり、両側の小山がおじぎをしているようにも見えるこの場所は、20元札の裏に印刷されているところなのです。興坪古鎮は、正直言って、たいしたことないですが、周辺の景色は、桃源郷そのものです。こんなに美しい村が、他にもあるかしら? 興坪に行ったら、サイクリングをしてみませんか! 次から次へと現れる水墨画の世界に感動すること間違いなし!

20元札の風景をバッグの写真を撮れる場所は、無料。中国人旅行者が必ず記念撮影する場所なので並ぶ必要あり! 20元札の風景をバッグの写真を撮れる場所は、無料。中国人旅行者が必ず記念撮影する場所なので並ぶ必要あり!