陽朔の楽しみ方といえば、今も昔もサイクリング!

中国西南部に位置する広西壮族自治区の陽朔と言えば、90年代は雲南省大理と並び外国人バックパッカーが多かった町です。陽朔の中心部にある西街には、今も多くのゲストハウス、カフェ、土産物屋が並んでいます。そんな陽朔の楽しみ方と言えば、やはりサイクリングがおすすめ! カルスト地形特有の小山がポコポコと並ぶ風景の中を自転車で走りまわるのが楽しいのです。現在、陽朔のサイクリングと言えば、「十里画廊」と呼ばれる陽朔から月亮公園までの約8キロのコースが人気を集めています。サイクリングの1日目は「十里画廊」を楽しみましたが、2日目は漓江沿いの福利鎮に行ってみました。

福利古鎮の埠頭。漓江に面して建っている。すぐそばには馬祖廟がある 福利古鎮の埠頭。漓江に面して建っている。すぐそばには馬祖廟がある

陽朔に近い福利古鎮に行ってみよう!

「十里画廊」は、アップダウンはほぼゼロ。ものすごく走りやすい道です。しかし「福利鎮」は陽朔南部の十里画廊とは違い、西部に向かって進みます。福利鎮は漓江沿いの古い村です。茘枝が良くとれたので、唐代は伏茘村と呼ばれていました。現在は観光客向けの「画扇の村」で知られています。製作中の色とりどりの扇が通りに広げられた古鎮は、なかなかおもしろそう。その上、漓江に向かって扇型に広がった埠頭があります。これを見たくて陽朔から約8キロ離れた福利鎮に向けて出発! しかし出発してしばらくすると、思いっきり後悔しました。下りの連続。帰りは上りの連続です。ああ、陽朔から福利までは路線バスもあるのだから、バスにしたほうが良かったかもしれません。

扇を作っている家。家に前で干している扇が目印 扇を作っている家。家に前で干している扇が目印

福利農貿市場から福利古鎮を歩いてみよう!

1時間弱で福利鎮に到着。福利農貿市場が目印です。大きな農貿市場の中に入ると、米粉や糯米で作ったお菓子、犬肉料理などなど、意外なほど屋台の種類が豊富。昼ご飯はここに決定! 古鎮は市場から自転車で5分ほどの場所にあります。漓江までの通りが村の繁華街になっており、そこに数軒、製作中の扇を乾かしている家がありました。12月は観光客が少ない時期なので、扇を作っている家も少ないのかもしれません。短い繁華街を抜けると、目的地としていた埠頭に到着。村の名前が入った埠頭の門は新しそうですが、アーチ型に広がった石段がついています。なかなかこんな形の埠頭は見られません。これだけでも見る価値があると言うものです。

洋館のような立派な建物は地元の博物館になっていたが、あいにくの休館 洋館のような立派な建物は地元の博物館になっていたが、あいにくの休館

福利農貿市場で恭城名物の油茶を飲んでみよう!

古鎮の中には、航海の安全の神様を祀った媽祖廟を始め、昔ながらの街並みがわずかながら残っています。それは古民居と言うより70、80年代の社会主義国らしい町並みがレトロでおもしろい感じです。予定通り福利農貿市場でお昼ごはんタイム! 「油茶(ヨウチャ)」と甘いものにしました。油茶は、福利鎮に近い恭城県の名物で桂林や陽朔一体で親しまれています。4月頃に摘み取った茶葉で入れたお茶に生姜、胡椒、塩を入れ、あられなどを浮かせたもの。飲むとスーッとした感じがして、美味しい。それと甘い餅菓子です。福利農貿市場には、甘いお菓子と油茶の専門屋台があり、男性にも人気でした。陽朔に帰る道は、上りの連続です。お餅を食べて、パワー全開! さあ、陽朔に向けて出発です!

油茶食堂のテーブルの上には、控えめな甘さの揚げ菓子や蒸し菓子が並んでいる 油茶食堂のテーブルの上には、控えめな甘さの揚げ菓子や蒸し菓子が並んでいる