端っこ好きの日本人旅行者が旅に求めるもの

日本人旅行者って、新疆ウイグル自治区やチベットなど、沿岸部から遠い中国の端っこ好きです。中国の端っこは少数民族が多く、民族色豊かな異文化を感じられるところです。中国西南部の雲南省も日本から一番遠いはずなのに、端っこ好きの日本人旅行者が多いところです。中国には55もの少数民族が住んでいると言われていますが、その半分以上が雲南省に住んでいます。凧のように大きな黒い帽子をかぶったイ族、背中に北斗七星の飾りをつけた納西族など、不思議な民族衣装に身を包んだ少数民族に出会えます。民族衣装は見ていると、はまります。どんどんいろんな民族の、もっと派手な衣装を見たくなるのです。

少数民族が集まる雲南省元陽のマーケットに行こう! 少数民族が集まる雲南省元陽のマーケットに行こう!

日本人旅行者が多い大理や麗江の民族衣装はジミ系!

日本人観光客が多い大理、麗江に住んでいるのは白族と納西族です。白族の独身女性は、白いひもをたらした赤い花柄の刺繍の帽子をかぶっています。最近は帽子が汚れるのを防ぐために、花柄のタオルを帽子に巻いています。衣装はえんじや青のシンプルなベストとパンツです。後姿になるとわかる腰巻の刺繍がアクセントです。納西族は紺のプリーツスカート、えんじのベスト、白いたすき掛けのどことなく女学生風の民族衣装です。どちらの民族衣装もかわいいのですが、地味系です。次はもっと派手系の民族衣装を見たくなりました。

世界文化遺産の元陽で会えるハデ系民族衣装の人たち

場所は雲南省の南部、ベトナムと国境を接している紅河ハニ族イ族自治州の元陽です。元陽は2013年に世界文化遺産に認定されたハニ族の棚田で有名です。省都の昆明から元陽の新街鎮まで、バスで約6時間ほどです。最後の30分はカーブの多い山道を登っていきます。バスを降りると、いきなりインパクトの強い衣装の人たちの姿が見えました。ショッキングピンクや蛍光黄緑など、カラフルなパンツルックの民族衣装です。袖にはレースやチロリアンテープの飾りが何重にもついています。この人たちはイ族です。紺、緑、紫を基調にしたパンツルックに、同色の毛糸のふさ飾りがついた帽子の人たちもいます。あの天まで届くと言われる棚田を作っているハニ族です。

元陽に市がたつ日は民族衣装の見本市!

新街鎮は山の上の小さな町です。市がたつ日になると、狭いメインストリートは民族衣装を着た人で埋め尽くされます。早朝からイ族、ハニ族に加えて、タイ族やヤオ族もやって来ます。タイ族は黒をベースに赤、青、ピンクなどの縞模様の服です。胸にピンクや青の紐の束をたらしているのは、ランテンヤオ族と呼ばれるヤオ族です。ひときわ目につくのはイ族のおばあさんです。おばあさんなのに、ピンクや黄色など、ますますカラフルな色を選んでいるみたいです。しかも、それが似合っています。元陽に行ったら、こんなかわいい民族衣装のおばあさんを探してくださいね!