紅河県博物館になっている馬幇古城

海外旅行中国編2018/おすすめ! 中世ヨーロッパのようなお城がある紅河県に行こう(1)からの続きです。馬幇古城は、紅河県博物館になっています。と言っても、私が訪れた2018年6月末は、建物の上階は公開されておらず、(あったであろう)展示物は見られませんでした。ストンとまっすぐ建てられた馬幇古城には、小さな窓があります。玄関に近い場所には、馬幇古城らしく馬をつないでおくような場所があり、銃をかまえるための穴も目につきました。馬幇古城が建てられた第二次世界大戦末期は、匪賊が暴れまわった時期でもあり、お金持ちは枕を高くして寝られませんでした。馬幇古城も自衛のための対策が十分とられていたわけです。

夕方、馬幇古城に集まってきた紅河県城の住民たち 夕方、馬幇古城に集まってきた紅河県城の住民たち

馬幇古城から南門街を歩いてみよう!

馬幇古城は、東門城楼ともよばれています。東門にあたる大きな門から南門街を目指しましょう。紅河と言えば、棚田と馬幇古城で知られていますが、南門街を中心に清代の古民居が数多く残っていることは、あまり知られていません。表通りには、ごく普通の現代建築が並んでいるので見えませんが、路地に入るとポツンポツンと四合院造りの古民居が見つかります。南門街では、姚氏、李氏、楊氏の邸宅が「重点保護民居」の認定を受けています。どの家も開放されていないので、外観しか見られませんが、門構えの造りの見事さから、どの家も相当、身分が高い家だったことがわかります。

こんな豪華な門を持つ家が路地に残っている。古民居好きなら、路地を歩きまわってみるのがおすすめ! こんな豪華な門を持つ家が路地に残っている。古民居好きなら、路地を歩きまわってみるのがおすすめ!

馬幇の要塞のような建物の中を見てみよう!

馬幇古城や南門街がある旧市街は、盆地のてっぺんのような場所にあります。決して広くない土地なので、通りは細く、くねくね曲がっています。そんな通り沿いには、馬幇で儲けた商人が建てた要塞のような建物がいくつか残っています。外観は要塞そのものですが、開いている門から中を見せてもらうと、あらっ、内部は意外と普通。中庭があり、中庭を取り囲むように木造家屋が建っている四合院造りでした。匪賊から家族や財産を守るために、外観は強固な石造りの要塞でも、中は伝統的家屋そのものでした。馬に荷物を載せて、東南アジアまで出かけて行った馬幇の故郷なので、望郷の思いも強く、建物の内部はとことん伝統的にこだわったのかもしれません。

紅河県の宝華鎮に近い桂東梯田。写真の右手、山の中腹に見える町が紅河県城。一見、中腹に見えるが、実際は周囲を山に囲まれた盆地になっている 紅河県の宝華鎮に近い桂東梯田。写真の右手、山の中腹に見える町が紅河県城。一見、中腹に見えるが、実際は周囲を山に囲まれた盆地になっている

馬幇古城は、夕方に行くのがおすすめ!

紅河は盆地なので、意外と蒸し暑いところです。建水からやってくると、建水のあの涼しさが懐かしくなるほどでした。夕方になり、ひんやりした風が吹いてくると、旧市街に住んでいる人たちが馬幇古城に集まってきます。紅河県城の一番、高い場所にある馬幇古城は、本当に気持ちいい風が通ります。夕涼みにやってきた人たちは、馬幇古城の石段に座って、くつろいでいます。子供たちは、滑り台のように古城の坂を滑り降りたり、とにかくにぎやか。馬幇古城は、国家重点文化財や観光地と言うだけでなく、今も紅河県の人々の拠りどころです。元陽か建水から簡単に行けるので、紅河県に足を延ばしてみませんか! 紅河県に着けば、馬幇古城は、すぐ目の前です。

馬幇古城の内部にあった銃をかまえる穴 馬幇古城の内部にあった銃をかまえる穴