夏休みこそ中国に行くのがおすすめの理由

9連休までとはいかなくても、まとまった休みがとれる夏休みこそ中国旅行のチャンスです。中国は広すぎて、土日プラス1日ぐらいでは沿岸部しかムリです。5連休ぐらいあると内陸部にも行くことができます。で、どこに行くかが問題です。辛い料理が好きで、三国志などの歴史好きなら四川省の成都もおすすめです。NASAが宇宙ステーションと間違えたなんて逸話が残っている福建省の客家円楼も行ってみたい。何度も中国に行ったことがある人なら、発展しているのに、古民家が意外と残っている広東省は穴場感があります。しかし中国南部の7月、8月は気温が高く、雨が多い時期。むっとするような湿度が不快です。この時期は、やはりカラッとした中国北部がおすすめです。

しっとりした趣きがある平遥の古い街並をサイクリングするのがおすすめ! しっとりした趣きがある平遥の古い街並をサイクリングするのがおすすめ!

温度が高くても、さわやかな中国北部

それなら、北京からも西安からも高速鉄道で行くことができる世界遺産の平遥に行ってみませんか。北京にしろ西安にしろ、7、8月の平均気温は27、28度ぐらいあっても、湿度が低い分、日陰に入るとカラッと涼しいです。北京の南、西安の北に位置する山西省の平遥まで行くと、さらに涼しくなります。平遥の7、8月の平均気温は22、23度なので、大変過ごしやすいです。平遥の楽しみ方は、世界遺産になっている城壁に囲まれた平遥古城内のぶらぶら歩きにつきます。22、23度なら、昼間に路地の隅から隅まで歩きまわっても、快適ですよね。

世界遺産「平遥古城」の楽しみ方

明代に築かれた城壁に囲まれた平遥の古城は周囲約6.4キロメートルもあります。メインストリートに沿いに「票号(ピャオハオ)」と呼ばれる為替業務を行った豪商の建物が並んでいます。また、市楼という清代の1688年に建てられた楼閣などもあります。明清代に建てられた古民家が今も残っている通りに、これらの見どころが建っています。にぎやかなお店やカフェでいっぱいの中心部から離れるにつれ、風情あふれる古民家が増えていきます。思わず写真に撮りたい風景の連続で、どれだけ歩いても飽きません。

こんなに便利になった! 平遥への旅

古城内観光の翌日は、郊外にある豪商の邸宅巡りです。ドラマのロケ地になったこともある「喬家大院」や「王家大院」に行ってみましょう。庶民的な部分も多い古城内と郊外の超お金持ちの両極端の世界を見られるのが、平遥です。最近では、陝西省の古都、西安と平遥の間を高速列車が走っています。1日5本あり、片道約3時間で目的地に到着です。北京からも高速鉄道が開通し、かつては12時間以上かかっていましたが、今では約4時間で平遥着です。夏は、雨も降りますが、晴れると本当にからっと快適です。日本とは比べようもないほど涼しい平遥に行ってみませんか! いい避暑になること間違いなしです。