西安から平遥へ。世界遺産の町をはしごする!

中国大陸の真ん中よりやや東にある西安は、前漢や唐をはじめとし、13もの王朝の都になった古都です。世界遺産の兵馬俑や三蔵法師と関係が深い大雁塔など、名所旧跡の宝庫です。「西安の次、どこに行くか?」と、考えると、皇帝の陵墓やお寺は、もう十分見ました。西安とは雰囲気が違うところに行きたいです。それなら鉄道で、世界遺産の平遥に行くのはどうですか? 平遥は山西省にある城壁の町です。明代の城壁が完全に保存されている中国唯一の町として、1997年に世界遺産に登録されました。西安から平遥は距離はありますが、鉄道なら時間もお金もうまく使って行くことができます。

西安から世界遺産の町、平遥への鉄道旅行 西安から世界遺産の町、平遥への鉄道旅行

外国人があまり乗らない普通列車を使う

中国で鉄道に乗る時、外国人旅行者は「特快(トゥークアイ)」と呼ばれる特急列車か、「高鉄(ガオティエ)」や「動力車(トンリーチョー)」と言う高速列車をよく利用します。なかなか「普快(プークアイ)」と呼ばれる普通列車に乗る機会がありません。普快は長距離を走る列車ですが、特快に比べて停車駅が多いので遅い分、外国人旅行者には縁がない列車です。西安から平遥へはこの普快を使えば、約8時間ほどで行くことができます。

寝台車の旅と車窓からの景色を楽しめる列車

2672次列車なら西安を夜10時53分に出て、翌朝7時13分に平遥着です。陝西省から山西省にかけての景色を楽しむことはできませんが、「臥鋪(ウオプー)」という寝台車のチケットを買えば、寝台車の旅を楽しめます。昼間の景色を見たいなら、1486次列車がおすすめです。西安をお昼の12時4分に出て、夜8時44分に平遥着です。これなら十分、車窓からの景色を楽しめます。昼に乗って、夜にはもう降りるので、「硬座(インズオ)」と呼ばれる一番安いハードシートの座席でも、問題なく乗れそうです。かなり節約になるので、円安と中国の物価高のダブルパンチのお財布には、やさしい選択です。

平遥に時間をかけずに行きたい人におすすめ

8時間も列車に乗りたくないという人には、もう一つ方法があります。西安には2011年に完成した西安北駅と言う高速列車用の新駅があります。この西安北駅からはD2508次など、動力列車が出ています。動力列車は新幹線ではありませんが、高速列車のひとつです。これを使えば、平遥までは約3時間です。D2508次なら西安をお昼の12時4分に出て、14時58分にはもう平に到着です。西安と平遥、規模も雰囲気も全く違う町で、世界遺産を観光し、鉄道の旅も楽しめます。西安〜平遥の鉄道は超おすすめ路線です。