中国で有名なラーメンと言えば

ラーメン発祥の地、中国に行ったら、本場のラーメンを食べてみたいと言う日本人旅行者は意外と多いんです。そんな日本人に有名なのが甘粛省の省都、蘭州名物の「牛肉麺(ニュウロウミェン)」です。甘粛省は、中国の西北部にある細長い省で、イスラム教を信仰する回族が多く住んでいます。牛肉麺は、この回族が作る麺です。牛肉麺のもう一つの名前は「蘭州拉麺(ラーミェン)」です。拉麺の「拉」はひっぱるという意味です。拉麺はその名の通り、麺生地をひっぱって作った麺のことです。蘭州の牛肉麺は、中国を代表するラーメンとして中国全土に広まっています。

中国では、あんかけ麺はかなり珍しい! 中国では、あんかけ麺はかなり珍しい!

ラーメン好きなら気になる張飛の町のラーメン

蘭州の牛肉麺と言えば、牛骨のすっきりしたコクのあるスープが命。そしてコシのある手打ち麺。海外旅行先でも必ず現地のラーメンを食べるようなラーメン好きの日本人にも蘭州の牛肉麺ファンは少なくありません。この牛肉麺が四川省の東北部にもあります。麺好き、ラーメン好きの旅行者ならやっぱり気になります。牛肉麺がある四川省の町は、ラン中です。三国志の蜀の英雄、張飛が晩年に治めた町でもあり、中国4大古鎮のひとつでもあります。このラン中の名物が牛肉麺です。

ラン中の牛肉麺は、意外な味付けだった!

ラン中は、四川省の省都、成都から高速バスで約3時間で到着する古い町です。木造家屋が並ぶ旧市街を歩いてると、牛肉麺の看板が目につきます。とりあえず、牛肉麺を食べてみましょう! まず、スープの色にびっくりです。蘭州の牛肉麺は、澄んだスープなのに、ラン中のほうはおいしそうなお醤油色のスープ。しかも、とろっとしたあんかけ麺です。もやしと一緒に、とろみがあるスープの中から出てくる麺は、しっかりしたコシがあるラーメンです。

4大古城なのになぜかマイナー、そこがいい!

豆板醤や花椒を使った辛い料理で知られる四川省は、「燃麺(ランミェン」や「担担麺(タンタンミェン)」など、麺もかなり辛いです。しかし、この牛肉麺は、正真正銘のお醤油味で辛味はほぼゼロ。四川省らしくないお味ですが、日本人向きでおいしい。ラン中は、中国4大古城の一つです。ただし、地元っ子も認める、中国人ですら知らない中国4大古城のひとつです。ちなみに他は、世界遺産にもなっている山西省の平遥と雲南省の麗江、そして安徽省の徽城古城です。中国人にもマイナーだから、ラン中は商業化しすぎていません。成都からも近いラン中にしょうゆあんかけラーメンを食べに行ってみませんか!