中国4大古城って、どことどこ?

中国人って、なんでも4つ選ぶのが大好きです。中国4大美人、中国4大小説、中国4大石窟、中国4大料理などなど。だから4大古城というのもあります。古城は古い街のことです。一番有名なのは何と言っても雲南省の麗江です。麗江は少数民族の納西族が住む町です。世界文化遺産でもある麗江古城は、日本人でも訪れたことがある人が少なくありません。二番目に有名なのは山西省の平遥です。城壁に囲まれた平遥は華北を代表する古城です。三番目に有名なのは安徽省の黄山に近い歙(シェ)県の古城です。このあたりになると日本人でもかなりの古城好きでないとわかりません。では、四番目は?私がその古城を知ったのは、そこに行く直前でした。

中国4大古城なのに誰も知らない阆中(ランチュウ)! 中国4大古城なのに誰も知らない阆中(ランチュウ)!

4大古城のはずなのに、なぜか中国人にもしられていない町

4番目は四川省の成都の西にある阆中(ランチュウ)です。黒い屋根瓦と何本もの木の梁が外側から見える白壁。こんな四川風の古民家が並ぶ通りに木造の塔が残っています。塔に登ると、黒い屋根瓦でいっぱいの阆中古城が見渡せます。泊まっていた宿のご主人に「阆中って中国4大古城のひとつですよね?風情がある街並みなのに、阆中は日本人にはあまり有名じゃないんです」と言ってみました。ご主人は「当り前さ、中国人だって知らないんだから」と言われるのです。確かに阆中に来ている観光客は多くありません。阆中古城にもっとお客を呼ぼうを頑張っているように見えますが、いまひとつ開発しきれていません。そこが素朴でいい感じなのです。

三国志ファンなら必ず知っているその訳は?

阆中古城は規模も十分広く、木造の塔の華光楼や清代の科挙の試験会場だった貢院など、見どころもそろっています。それなのに中国内でも知っている人が少ないなんて、本当に不思議です。しかし、阆中は三国志ファンにとっては、知らない人はいないほどメジャーな町です。阆中は三国時代の蜀の軍事的要所でした。蜀の英雄、張飛が駐屯していたところなのです。張飛は三国志の主役級の軍人のひとりです。そのため、阆中の古城の中には張飛を祀る漢桓侯廟があります。三国志の蜀が好きな人や張飛ファンなら一度は訪れてみたいところです。

交通も便利なランチュウの楽しみ方

中国4大古城なのに、なぜか無名の阆中。成都の北門バスターミナルから高速バスに乗ると、わずか3時間で阆中到着です。阆中のバスターミナルから旧市街である阆中古城もそう遠くありません。タクシーに乗れば、約10元(160円)です。見どころが古城内に集中しているので、成都から日帰りだって可能です。また、古城内の大商人や有力者の邸宅はホテルになっています。清朝末期の邸宅に泊まり、ライトアップされた夜の阆中散策を楽しむのも素敵です。四川省に行くのなら、1日は阆中に寄ってみませんか?