雲南省南部の建水名物「カオドーフ」って、どんな料理?

シンプルな料理法で、シンプルなタレの食べ物って、どこの国の食べ物でも美味しい気がします。しかも、その食べ物が日本にもある食材だとしたら、日本人にはなおさら美味です。中国の西南部の雲南省はミャンマー、ラオス、ベトナムと国境を接しています。雲南省の南部、紅河ハニ族イ族自治州の建水は、落ち着いた古い街並みがあるきれいな町です。この町の名物は豆腐の炭火焼きです。一口サイズの豆腐の炭火焼きは「烤豆腐(カオドーフ)」と言います。紅河ハニ族イ族自治州の町ならどこでも食べられる名物ですが、建水が発祥の地とも言われています。

雲南省の建水に美味しい焼き豆腐を食べに行こう! 雲南省の建水に美味しい焼き豆腐を食べに行こう!

建水でカオドーフの食堂に入ってみました!

建水の町に入ると、朝陽楼と呼ばれる煉瓦色の城門が目に飛び込んできます。朝陽楼を抜けると、古い街並は商店街があります。食堂の入り口で何か焼いているのが目に入ります。これが烤豆腐です。烤豆腐を焼いている炭火の前のイスに座ると、油に唐辛子がたっぷり入ったタレがで出てきます。あとは思い思いに焼けた豆腐をつまんでいきます。黄土色の小さな豆腐は炭火の上で膨らみ、ぱくっとはじけます。はじけた豆腐を唐辛子と油が入ったタレにつけて食べると、辛いけどおいしく、どんどん食べられます。お店の人は、お客が豆腐をつまむたびに、干したトウモロコシを使って、誰が何個食べたかをチェックしています。

「西門豆腐」で初めて豆腐作りを見学!

建水の町には、こんな烤豆腐の食堂がたくさんあります。建水は大豆の産地でもないのに、豆腐が名物だなんて珍しいですね。朝陽楼から西門まで突き抜け、路地に入ると、「西門豆腐」と呼ばれる豆腐屋さんがあります。その前には建水の人が今も毎日、朝な夕なに水を汲みに来る大きな井戸があります。冷たくて甘い水が豆腐作りに適しているそうです。西門豆腐で豆腐作りを見学させてもらいました。一口サイズの出来立ての豆腐を従業員さんが、ものすごいスピードで小さなガーゼの布で一つずつ包んでいきます。包んだ豆腐を板に並べたら、重石をおいて水分を抜きます。それから、ガーゼの布を外します。

豆腐はできたてより、2、3日おいたほうがおいしい!

水分を抜いた豆腐を今度は、棚に並べます。このまま夏なら2、3日、冬なら4、5日おいて発酵させたら出来上がりです。建水の烤豆腐は「臭豆腐」でした。発酵させた豆腐だから、ちょっと臭くて、じんわりと深みがある味です。建水の人は普通の豆腐でも、市場で買ってきた後、すぐ食べません。数日、温かいところに置き、発酵させたほうが美味しいと言います。建水は、世界遺産の元陽の棚田に行くときにも立ち寄れるところです。豆腐好きの日本人なら「烤豆腐を日本に持ち帰りたい!」と思うぐらい好きになること間違いなしです。建水を訪れた時は烤豆腐をぜひ、食べてみてくださいね!