訪日中国人が日本でぜひ、行きたいところ

訪日中国人が、日本でぜひ、行ってみたいところと言えば、居酒屋! というのも中国には居酒屋がほとんどありません。浙江省の紹興には「咸享酒店」という老舗居酒屋がありますが、日本の居酒屋とは、雰囲気が違います。中国では「酒吧(ジュウパー)」と呼ばれるバーのほうが、居酒屋よりも一般的です。中国人は、レストランや食堂で食事をする延長で、ビールや白酒(バイジュウ)を飲みます。だから、中国にはない日本の居酒屋の雰囲気を味わってみたいそうなのです。逆に、日本人だって、中国で居酒屋に行ってみたくないですか?

豆腐は、自分で選んで食べます。食べた数は、お店の人がしっかりチェック! 豆腐は、自分で選んで食べます。食べた数は、お店の人がしっかりチェック!

中国に居酒屋のようなお店はあるのか?

中国広しと言えど、日本の居酒屋のようなお店は、なかなかありません。中国の西北部の新疆ウイグル自治区や青海省でおなじみの羊の串焼きの「烤羊肉(カオヤンロウ)」は、ビールにぴったりです。しかし、宗教上の理由からお酒を飲まないイスラム教徒が焼いています。烤羊肉の屋台やお店には、酒類はおいていません。持ち込みも禁止です。四川省あたりが発祥の「焼烤(シャオカオ)」は野菜、肉、ソーセージ、こんにゃくなどの串焼きです。ピリ辛の焼烤をつまみに、お酒を飲む人がいますが、焼烤の屋台は、テイクアウトが中心で、そこで飲むという雰囲気ではないのです。

雲南省建水の名物、「カオドウフ」とは?

中国で居酒屋の雰囲気があるのは、雲南省の建水の「烤豆腐(カオドウフ)」のお店あたりかもしれません。建水は、中国の西南部に位置する雲南省の南部、紅河ハニ族イ族自治州にあります。少数民族が多い地方ながら、建水は、元代以降、雲南の政治の中心でした。そのため漢民族が多い町です。この建水の名物が、一口大に切った豆腐を炭火で焼いて食べる烤豆腐です。豆腐は、数日、発酵させた臭豆腐なので、やや臭います。焼けてぷくっと膨らんだ豆腐を、唐辛子、サラダ油などを混ぜたタレにつけて食べます。ほどよく水分が抜け、しっかりした生地の豆腐と辛いタレは相性抜群。一口大だから、ガンガン食べられて、お酒にもあいます。

夜にカオドウフのお店に行ってみよう!

烤豆腐のお店は、小さな食堂のようなお店がほとんどです。中に入ると、炭火の上に載せた四角い網の上で豆腐を焼くお店の人がいます。お店の人を取り囲むように長椅子が置かれています。こんな炭火焼きの台が、お店の中に2〜3つあります。お昼や午後の早い時間は、豆腐と一緒に米線(雲南版ビーフン)を食べます。夕方以降は、烤豆腐をつまみながら、ビールや白酒を飲む人が増えていきます。そうなると、お客は男性だけという台ができ、居酒屋のような雰囲気にチェンジです。炭火の上に豆腐を追加するお店の人がいるので、屋台に近いとも言えますが、烤豆腐を食べながら、ビールを飲むのは楽しい。建水の夜は、烤豆腐のお店に行ってみませんか!