建水から日帰りで石屏に行くのなら、ついでに鄭営村も行こう!

雲南省南部の紅河ハニ族イ族自治州の建水周辺には、蒙自をはじめ、日帰りできる見どころがいくつかあります。石屏はその一つ。建水からのバスも30分に1本あり、所要約1時間と非常に行き帰りが楽なところです。しかも石屏は、小さな県です。見どころがコンパクトにまとまっている旧市街だけしか見ないのは、もったいない。ここは、欲張って石屏県の中心から約10キロ離れた鄭営村まで足をのばしてみましょう。石屏バスターミナルに近い十字路から「農村公共」と呼ばれる周辺の農村行きの乗合バスが出ています。農村公共に乗って、まずは宝秀鎮を目指します。

「鄭営」と書かれた村の門。これは最近、作られた門の可能性あり 「鄭営」と書かれた村の門。これは最近、作られた門の可能性あり

まずは農村公共で宝秀鎮へ

石屏中心部から宝秀鎮までは、20分もしないうちに到着! 車1台が通れる程度の細い通りが宝秀鎮のメインストリートです。通り沿いにもかなり年季が入った古民居や路上市場が見られ、70、80年代の中国にタイムスリップしたかのような気分です。目的地の鄭営村は、宝秀鎮の中にある小さな村の一つ。宝秀鎮の市場のそばで待機している三輪車に乗って行きます。鄭営村への料金は、片道10元(約180円)。畑の中の道を進んでいきます。宝秀鎮の中心部と鄭営村は、約2キロしか離れていません。畑の中を抜け、坂道を登り、「鄭営」と書かれた門が見えたら、あっという間に到着です。

鄭営村のメインストリート 鄭営村のメインストリート

明清代の古民居が残っている鄭営村を目指して

鄭営村の中に入ると、立派な祠の前で三輪車を降りました。ここが鄭営村を代表する建築の陳氏宗廟です。鄭営村は、明代の洪武年間までは、普勝村と呼ばれ、少数民族のタイ族と漢民族が一緒に住んでいました。その後、明軍の家族が蒙自から移ってきた時に、タイ族は普勝村を追いだされ、村の名前も鄭営村と改めました。鄭営村は、明清代に建てられた四合院造りの家屋が403軒も残っている古い村です。そのうち28軒は完全な形で保存されていると言われています。陳氏宗廟の前を通っている村のメインストリート沿いを歩くだけで、清代に建てられたように見える古民居が次々現れました。

鄭営村の入り口に近い陳家宗祠。門の鍵を持っている人を三輪タクシーの運転手さんが探してくれたが、今日に限って留守で中を見学できなかった 鄭営村の入り口に近い陳家宗祠。門の鍵を持っている人を三輪タクシーの運転手さんが探してくれたが、今日に限って留守で中を見学できなかった

鄭営村に行ったのはいいけれど、残念だったこと

「古民居博物館」と呼ばれることもある鄭営村ですが、あまり村人が歩いていません。近所の畑にでも行っているのかもしれません? 今回、鄭営村では、陳氏宗廟や鄭氏宗廟の凝った柱や窓枠の装飾を見るのが目的でした。しかし、残念なことに修復中だったり、門の鍵を持っている村人がつかまらなかったりで、外観だけで中を見ることができませんでした。行くなら平日ではなく、週末のほうがいいかもしれません。それでも鄭営村と宝秀鎮では、感動的に凝った木彫の装飾が施された門を見ることができ、この点は満足でした。建水から日帰りで石屏に行くのなら、鄭営村まで足をのばしてみませんか?

重点保護単位に指定されている家でなくても、門の木彫がすばらしい 重点保護単位に指定されている家でなくても、門の木彫がすばらしい