虹色の大地はどうしてできた?

張掖丹霞地質公園の中は東西4キロ、南北5〜10キロと大変広いので、中の移動は遊覧バスを使ったほうが便利です。展望台からは七彩丹霞地形の全景を見ることもできます。むき出しになった地層は白、黄、オレンジ、赤、緑色の縞模様になっています。この鮮やかな色は地層に含まれた鉱物に関係があります。硫黄、鉄、銅などの鉱物の色がシルクロードの強い日差しをあびることによって浮き出てくるのです。

自然が生んだ虹色のしましま模様にびっくり!神秘の大地を見に行く!(後編) 自然が生んだ虹色のしましま模様にびっくり!神秘の大地を見に行く!(後編)

虹色の大地が一番きれいな時間に見に行こう!

最も地層がきれいに見えるのは秋のよく晴れた日の夕方です。欲を言えば、雨上がりの日の夕方が一番、大地のしま模様がくっきり見えます。わかっていても、なかなかこんな日には出会えません。このあたりは年間降水量がたった130ミリしかない雨の乏しい地方なのです。秋晴れの日なら良しとしましょう。夕方が近づいてくると、地層の赤がより鮮やかに浮かび上がります。徐々に赤一色に染まっていく様子に思わず言葉もなくなります。

虹色の丹霞地形のあとのお楽しみに出発!

真っ赤に染まっていく丹霞地形を堪能したら、急いで張掖に戻って、さあ、夜市です。張掖は「甘州」と呼ばれ、甘粛省では何を食べてもおいしい町として知られています。市内中心部の青年東街にある甘州市場は、別名「甘州美食街」です。ここには名物料理を出す小さな食堂が集まっています。一番、有名なのは「搓魚子(ツオユイズ)」です。台の上で柔らかめの麺生地を手のひらで転がし、細く短くしていきます。その長さ約2,3センチ。ゆでた搓魚子の上に、お客が選んだ野菜と肉で作った炒め物をかけて食べる麺です。羊の串焼きのシシカバブや、小さな土鍋に野菜や春雨たっぷり入った砂鍋もいいですね。

おいしくて、みどころいっぱいの張掖への行き方

張掖丹霞地形観光の起点になる町は張掖です。行き方は上海か北京から飛行機で蘭州をめざします。そこから汽車に乗り換えて、張掖に行きます。張掖西バスターミナルより粛南行きバスに乗り、南台村で下車後、徒歩10分ほどで到着です。張掖に行くのは面倒くさいですが、市内にはマルコ・ポーロが「東方見聞録」に記した大仏寺もあります。体長34.5メートルの涅槃仏の大きさに圧倒されますよ。おいしくて、みどころいっぱいの張掖、行くなら秋がおすすめです。