シマシマ模様の大地が見られる丹霞地質公園

「初めて見るシマシマ模様の大地にただ、ただ感動!」。中国西北部の甘粛省張掖にある丹霞地質公園で、言葉も出ないほど感動したのは、2015年の11月下旬。もう2年も前です。連日、寒い日が続くと、また、行きたくなってきました。中国の西から二番目に位置する甘粛省は、西安からローマまで続くシルクロードに属しています。乾燥した気候のシルクロードの旅のベストシーズンは、やはり夏。でも、丹霞地質公園であの七色の大地を見るなら、ベストシーズンは、秋から冬です。と言っても、丹霞地質公園がある張掖は、年間平均気温が6度と甘粛省の中でも寒い地方です。張掖の秋と言えば、日本の冬とほぼ同じ。

パンフレットに使われている丹霞地質公園の写真は、鮮やかすぎて実際とは異なる パンフレットに使われている丹霞地質公園の写真は、鮮やかすぎて実際とは異なる

丹霞地質公園の「丹霞」とは、どういう意味?

丹霞地質公園の中で見られる赤、黄、オレンジ、緑などのシマシマ模様の地形を丹霞地貌と言います。「丹」とは中国語で赤を意味しています。赤い霞みがかかった様相をしているので丹霞地貌と名付けられました。中国南部の貴州省や広東省で見られる丹霞地貌は、赤一色なのですが、張掖のものは、虹のようなシマシマ模様です。この虹のような丹霞地貌は、南部では見られません。そのため張掖の丹霞地質公園は、甘粛省だけでなく、中国西北部でも観光客が爆発的に増えている人気観光地になっています。私が行った2015年11月も丹霞地質公園の展望台は、すごい人でした。

冬は午後4時をすぎると、シマシマ模様がどんどんクリアになって来る 冬は午後4時をすぎると、シマシマ模様がどんどんクリアになって来る

張掖から意外と近い丹霞地質公園

丹霞地質公園がある張掖は、古くは「甘州」と呼ばれていました。張掖中心部にある甘州美食街には、地元の名物料理が集まっています。ここで名物の「搓魚子(ツオユイズ)」と言う麺料理を食べた後、丹霞地質公園に出発! 丹霞地質公園は、市内中心部から40キロほどのところにあります。バスを使って行っても、片道40,50分で到着です。途中にあまり人が住んでいないので、バス停はあっても少なく、午後3時には到着! しかし、早すぎました。丹霞地貌が一番きれいに見える時間帯は、夕方です。いくら冬とは言っても、午後3時はまだまだ明るい。とりあえず中に入って、展望台から見学しました。

搓魚子は、麺が稚魚の形をしているのでこの名がついた。炒めた具をぶっかけて食べる混ぜ麺 搓魚子は、麺が稚魚の形をしているのでこの名がついた。炒めた具をぶっかけて食べる混ぜ麺

丹霞地質公園に行くなら、おすすめの時間帯は?

地元の人は、「丹霞地質公園は、昼に行っても全然、おもしろくない」と言います。昼間は、ただの荒れ地です。夕方の太陽の光が丹霞地貌にさすと、地層に含まれている様々な鉱物の色が地表に現れ、あの不思議な風景になります。団体ツアーのバスが続々と到着するのも夕方です。私は、ちょっと早い時間帯に着いた分、ゆったりと第一から第四まである展望台から丹霞地貌を見ることができました。太陽の光が赤身を帯びてくるとともに、丹霞地貌の色も濃厚に、縞模様のはっきりしてきます。ついでに気温も一気に下がって行き、本当に寒かった。とにかくすごい地形を見たので、今でも記憶に鮮やかです。秋から冬が丹霞地質公園のベストシーズン! 年末年始の休暇にあの虹色の地層を見に行きませんか!

丹霞地質公園は、広大なので、中はミニバスで移動 丹霞地質公園は、広大なので、中はミニバスで移動