成都の武候祠の次に三国志ファンが訪れたい場所

中国の戦国時代の興亡史、「三国志」は舞台になった中国より日本のほうが濃いファンが多いので有名です。三国史ファンにとって、蜀を興した劉備玄徳が治めた蜀の国、現在の四川省成都は、一度は行ってみたいあこがれの地です。成都には、魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備といった三国志の主役3人を食ってしまうほど、人気が高い諸葛孔明を祀っている「武候祠」があります。三国史ファンにとっては武候祠は聖地そのもの。武候祠を訪れたら、次に行きたいところは、もちろん五丈原です。劉備玄徳の死後、蜀を支え続けた諸葛孔明終焉の地です。

三国志ファンなら絶対、行きたい!五丈原諸葛亮博物館(前篇) 三国志ファンなら絶対、行きたい!五丈原諸葛亮博物館(前篇)

意外とツアーで行くのが難しい五丈原

五丈原は中国の古都、陝西省の西安か宝鶏から行くことができます。成都の武候祠なら、四川省の成都に立ち寄るツアー、例えば世界文化遺産の九寨溝やパンダを見に行くツアーに参加すれば、成都市内観光が付いています。この中に武候祠は必ず入っています。五丈原は成都の武候祠に比べて、訪れるツアーがほとんどありません。陝西省や四川省の三国志の史跡巡りを目的としたツアーなら、五丈原は間違いなく入っていますが、それ以外のツアーでは行かないところです。それなら、バスや鉄道の乗り換えはありますが、個人で行ってみませんか?

西安から五丈原諸葛亮博物館への道

西安の城西バスターミナルから蔡家坡行きの高速バスに乗れば、約2時間弱で到着です。ここから五丈原諸葛亮博物館までは、五丈原方面行きのミニバスもありますが、タクシーで行くのがおすすめです。五丈原諸葛亮博物館は山の上にあるので、バスはそこまで行きません。蔡家坡バスターミナル前に停まっているタクシーをチャーターするほうが便利です。タクシーなら五丈原諸葛亮博物館の真ん前まで約20分ほどです。ではタクシーに乗って行ってみましょう。

イメージしていたのとは違う五丈原

さて、三国史ファンにはおなじみの五丈原ですが、なんとなく寒々しい荒野のようなところをイメージしていませんか?実際の五丈原は高さ150メートルほどの小さな台地で、決して荒野のように広がったところではないのです。タクシーの運転手さんに五丈原諸葛亮博物館に行く前に、「諸葛泉」で一度、降ろしてもらいましょう。ここは諸葛孔明が水をくんだとされる井戸です。この井戸の南側には道教寺院があり、その寺院の裏にある脇道から五丈原諸葛亮博物館まで登っていくこともできます。(後篇へつづく)