- 原口純子
- 1993年より北京在住。日本の雑誌、新聞、WEBを中心に中国のライフスタイル関連の記事、書籍を執筆。作品に『おどる!中国人』『北京上海 小さな街物語』『歳時記 中国雑貨』など。書籍編集も手がけ編書に『在中日本人108人の それでも私たちが中国に住む理由』『知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!』など。
出発エリアをに変更しました。
テラスバーの屋上から望む景色。右側のオレンジ色の瓦屋根は、故宮。貴賓楼飯店は、高層ホテルとして故宮にいちばん近いホテルなので、こんな撮影も可能に
このところの北京、最高気温は連日30度を越え、暑い日が続いています。冷たいもの、飲みたくなりますよね!
この季節、喉が渇いた時の楽しみに、私がよく利用するのが、北京のセレブホテル、北京貴賓楼飯店10Fのテラスバー。毎年6月1日から9月30日までの期間限定オープンで、ここからは、天安門広場や人民大会堂、故宮をはるかに見渡せる抜群の眺望が楽しめます。この貴賓楼飯店は、高層ホテルのなかでは故宮にいちばん近いホテル。だからテラスバーの景色も素晴らしいのですが、期間限定のせいか、北京っ子もあまり知らず、いつ行っても人影少なく、北京の素敵な穴場です。
テラスバーの感じ。高級ホテルにしてはイスやテーブルもシンプルな気取りのない感じ。それにいつ行っても人影がなく静かなのも素敵。ただ、人数が多い場合は念のため事前予約したほうが安全です
夕方17時〜21時30分の営業時間ですが、夏はかなり日が長い北京、18時頃までに入れば故宮を俯瞰する写真撮影もばっちり。
北京貴賓楼飯店は、地下鉄「王府井」下車、徒歩約2分。1階からエレベーターで最高階の10Fにのぼると、まず目の前に豪華な宴会ホールが開けます。この宴会ホールの脇の通路を抜けて進んでいくと、ガラスのドアがあり、その向こうがテラスバー。宴会ホールの後ろにこんな素敵な場所があるとは、あらかじめ知らされてないと、なかなか気がつかないですよね。専門のスタッフがいて案内してくれるようなこともなく、ちょっとおじけづくかもしれないですが、このバーはビジターにも開放されていますので、ぜひトライしてみてください。
北京は実はスイカの名産地。スイカはとっても安くて1つ丸ごとでも10元くらい。その素材の安さゆえ、可能なのが生のスイカをしぼったジュース。漢方では体の余分な熱と湿気をとる、といわれているので、まさに夏向きです
さて、ここで何を飲むべき?ビールは外国産のカールスバークが45元(約720円)、北京産の地ビール「燕京」は38元(約600円)。中国産ワイン、ドラゴンシールはグラスで46元(736円)、各カクテルは60元(960円)。ジュースやコーラなどのソフトドリンク類もあり、ジュースにトライするなら、北京名産のスイカジュース48元(760円)なども、旅の記念にはいいかも、です(すべてサービス料+15%)
この北京貴賓楼飯店、政治家など内外のセレブティの利用が多いので、時には隣の宴会ホールでVIPのパーティが開かれていることもあり、息抜きに出てきた関係者に遭遇する可能性も。そういうプラスアルファの楽しみもあります。
2008年はオリンピックが開催される為、クローズとなっております
■ 北京貴賓楼飯店
住所:東城区東長安街35号
電話番号:(010)6513-0057
URL:www.grandhotelbeijinjg.com
営業時間:17:00〜21:30
定休日:無休
その他:テラスバーは10F宴会ホールの奥、
6月1日〜9月30日の期間限定
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/06/19)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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