- 原口純子
- 1993年より北京在住。日本の雑誌、新聞、WEBを中心に中国のライフスタイル関連の記事、書籍を執筆。作品に『おどる!中国人』『北京上海 小さな街物語』『歳時記 中国雑貨』など。書籍編集も手がけ編書に『在中日本人108人の それでも私たちが中国に住む理由』『知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!』など。
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潘家園旧貨市場の北門。土日には大きな雑貨市がたちますが、平日も店舗スペースが営業してます
今年の夏はトルコ石などカラフルな色石をつなげたおおぶりのアクセサリーが流行ですね。今回はそんなアクセサリーを自分好みにカスタムメイドできるアクセサリー売り場の穴場をレポート紹介します。場所は北京の東南にある「潘家園旧貨市場」。ここは土日に中国一の大規模な青空雑貨市が立つので、土日しか営業していないと思っている人も多いのですが、雑貨市が立つスペースのまわりに、平日も営業している店舗スペースがあるんです。この店舗スペースの色石ショップがおすすめ。どちらかといえば業者向けなのでとても安いし、平日に行くと、人ごみに圧倒されることもなく、気持ちよくゆっくり買い物できますよ。
店頭に並ぶ色石や貝のビース。どれも一つ10元(160円)前後。素敵なアクセサリーになりそう!
潘家園の北門をはいってすぐ左手をみると、色石や水晶、貝、サンゴのビーズなどのアクセサリーや原材料を売る店がずらりと並んでいて、超迫力。なぜ、こんなに種類が揃っているのか?といえば、そこは世界の工場、中国!衣服や家電などを量産するだけでなく、色石や貝などの研磨工場も世界で指折りの多さだそう。
人件費の安い大国のこと、磨いて、加工し、表面に細かな彫刻を施したりするのも、お手のもの、色石や貝のビーズはどれも1つ10元前後、ブレスレットやネックレスにするのは、もちろん、携帯ストラップにしたり、ヘアアクセサリーにしたりも素敵なものができそう。
こちらは完成品も売っています!
こうした色石や貝のビーズ類、原材料を買うと、お店のなかで好みの大きさにつなげてくれ、大部分のお店では金具も無料でつけてくれます。たくさんあるなかから好みの材料を選び、長さやスタイルを決めるのは、楽しいですが、結構エネルギーを使う作業。
おすすめは、自分が過去気に入って使っていたアクセサリーなどを持っていき、自分に似合う長さのデータを持っておくこと。また、作りたいデザインの雑誌の切り抜きなどを用意して、「これと同じように」と見せると、お店の人もスタイルをつかみやすくなります。スタイルを決めてから、アクセサリー完成までは、デザインにもよりますが、シンプルなものなら店頭ですぐ完成します。
水晶のブレスレットも10元(160円)と激安!
自分だけのカスタムメイドアクセサリー、できあがりのものを買うよりも、好みのスタイルになるし、なによりも作るプロセスが楽しい。最近は中国語を勉強している人も多いので、「これ1つ、これを3つ・・」なんていう数の指定や、「いくらですか?」など簡単な会話の実践の場にもなりますよね。もちろん中国語ができなくても、筆談と電卓で、交渉はOK.観光に楽しいのは、もちろん、ネットなどでの雑貨ショップ展開などを考えている方、中国アクセサリー事情のビジネス下見としても、おすすめできます。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/06/29)
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