- 原口純子
- 1993年より北京在住。日本の雑誌、新聞、WEBを中心に中国のライフスタイル関連の記事、書籍を執筆。作品に『おどる!中国人』『北京上海 小さな街物語』『歳時記 中国雑貨』など。書籍編集も手がけ編書に『在中日本人108人の それでも私たちが中国に住む理由』『知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!』など。
出発エリアをに変更しました。
天楽玩具市場の外観
2月7日には、中国社会の最大の行事である旧正月がやってきます。その直前の数週間は、街はおまつりムードいっぱい。その頃に北京を訪れるなら、ぜひ旧正月むけ商品の市場ものぞいてみてください。なかでも私がお薦めしたいのは、世界遺産の「天壇公園」の東門付近にある「紅橋天楽玩具市場」。この市場は10月に開通したばかりの地下鉄5号線「天壇東門」から約3分。地下鉄ができてとっても便利になっています。天壇東門の駅をでて、「天壇東路」という大きな道路をわたると、「紅橋市場」というビルがあります。ここは有名な市場なのですが、「天楽玩具市場」は「紅橋市場」の、南側の裏手。紅橋市場のビルにむかって、右手側、通路から奥をのぞいてみると、「玩具市場」のビルがすぐみえます。
パンダのぬいぐるみも激安!売り場にはオモチャ関係たくさんそろいます
このビル、1Fはオモチャ、ぬいぐるみ、人形、積み木など、2Fが工芸品や中国らしい吉祥グッズ、3Fが文房具、4Fがプラモデルなどすこしマニアックなオモチャ。子供むけのものがたくさんあるので、実は、子供のいる人へのおみやげ探しや、子供連れで見学しても楽しい場所です。中国は世界のオモチャの生産大国なので、各国のオモチャがそろっていて楽しいですよ。3Fの文房具にも世界のキャラクターグッズの文房具やカバンが揃っていて、子供たちも楽しく見学できると思います。
「中国結」と呼ばれる赤いひも飾りや灯篭がいっぱい
大人むけにおすすめなのが、2Fの民芸品コーナーにおかれている旧正月むけグッズ。「中国結」とよばれる、赤いヒモをきれいに編んだ壁飾りや、紙で作ったさまざまな形の灯篭など。08年の干支にむけて、ネズミをテーマにしたものも、これからたくさん出てくる予定。日本のお正月はどちらかといえば静粛な感じですが、中国の旧正月は、明るくて元気いっぱい。インテリアも明るく、元気よいテイストのものが多く、財運をつかさどる神様の置きものなど、日本ではみかけないセンスのものもあって、楽しいです。実はここ、私が撮影用の小物をよく探しに行く市場でもあります。コテコテの中国らしいものがなんといってもそろっているからなのです。2Fにはとくに「礼品」という文字が目立ちます。これは中国語で、「プレゼント」のこと。中国の人たち、旧正月の期間になると、こういうおめでたいものを人に贈ったりもするんです。
切り紙など旧正月むけコテコテ中国グッズもいっぱい
ひも飾りや、灯篭など、こちらでは旧正月商戦むけですが、折りたたみのできる紙の灯篭などは、日本にもって帰るとかわいいパーティグッズになりそうです。私も魚のかたちの灯篭など、ちょっと催しがある時などに活用しています。1つ部屋の入り口に飾るだけで、元気いっぱいの中国風に空間が変身!市場なので、小さなものならほんとうにやすく、紙の小さな灯篭など、一つ2元くらいから。この時期、みんなに配るハッピームードいっぱいのおみやげにもなりそうですね。
■紅橋天楽玩具市場
アクセス:地下鉄5号線「天壇東口」より徒歩3分
営業時間:8:30〜18:30、無休。但し、旧正月の大晦日2月6日は午後から休みの可能性あり。2月7日休業の可能性あり。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/14)
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