- 原口純子
- 1993年より北京在住。日本の雑誌、新聞、WEBを中心に中国のライフスタイル関連の記事、書籍を執筆。作品に『おどる!中国人』『北京上海 小さな街物語』『歳時記 中国雑貨』など。書籍編集も手がけ編書に『在中日本人108人の それでも私たちが中国に住む理由』『知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!』など。
出発エリアをに変更しました。
空港の内部、橋をわたって出発ロビーに入るデザインがロマンチック
オリンピックにむけ最新建築が建ち並ぶ北京、2月29日には北京国際空港の新ターミナル「T3」がオープンしました。3月27日には、多くの国際線や国内線が「T3」に移り、本格的稼動は、この日から。日本からいらっしゃるみなさんも、エアラインによっては「T3」利用になるかもしれないですね。ピカピカの新しいターミナルなので、ぜひすこし、見学してみてください。
赤を多用したデザインは中国らしいムードを盛り上げてくれる
新しい空港、総合デザインは、イギリスの大建築家で、1999年には長年の功績にたいして「サー」の称号も贈られている、ノーマン・フォスター。香港の香港上海銀行や、最近では、ロンドンの「ガーキン」タワーなどの設計士として知られています。「T3」は天空から眺めると、龍のように見える流線型が特色のデザイン。総合面積は、96,6万平方メートル。円柱や天井などに赤い色が多用され、中国らしさを感じます。また橋をわたって空港出発ロビーに向うデザイン、北京に到着して入国検査カウンターを出ると、目の前の視界がぱっと開けるデザインなど「別世界に向う」という国際空港の役割がロマンチックに表現されています。広い空港にはインフォメーションはもちろん、赤いタスキをかけた、ボランティアの人々があちこちに立っていて、英語などでも道案内をしてくれます。
空港のあちこちにボランティアガイドさんがいて、案内してくれます
面積が広いから、カフェやレストラン、免税ショップも充実。朝7時すぎからほとんどのショップがオープンしているので、朝の飛行機でも最後の駆け込みの買い物もできます。空港ライフがぐっと充実した感じです。もちろんオリンピックグッズのショップもあるので、のぞいてみてくださいね。市内にはいまのところ、西単、北京駅、中関村など、直通のバスで結ばれています。8月までには直通の高速鉄道ラインも通る予定で便利になります。
さて、この新ターミナル「T3」、国際線だけでなく、チャイナ・エアなど国内線でも「T3」から出発する便があります。「T3」と従来から使用している「T1]「T2]は離れていて、移動には時間がかかりますので、間違えると大変! 北京から国内線の乗り換えをする予定がある人は、気をつけてください。そして国内線チェックインの時間も、従来の「T1」「T2」では30分前しめきりですが、「T3」は45分前しめきり。45分前を1分でも超えると受け付けてもらえませんので、要注意。自分の乗るエアラインがどのターミナルか必ず確認、早めに空港に着くようにしてください。また国際線も「T3」の場合は、チェック・イン締め切りが従来のターミナルよりも早まっています。チケットを発券してもらったら、必ず担当者に、ターミナル番号とチェック・イン締め切り時間を確認して、どうぞ、よい旅を!
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/04/21)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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