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中国の演劇のルーツといわれる古典劇「昆劇」を明代の蔵で観賞はいかが?


掲載日:2008/05/16 テーマ:世界遺産 行き先: 中国 / 北京

タグ: セレブ 世界遺産


いま中国では明代に生まれた古典演劇「昆劇」がブーム

16世紀に生まれた昆劇は01年ユネスコ世界無形文化遺産に選定されています 16世紀に生まれた昆劇は01年ユネスコ世界無形文化遺産に選定されています

「昆劇」という言葉を聞いたことがありますか? 「昆劇」は、16世紀、中国の南部、蘇州に近い昆山という街で生まれた古典演劇。2001年には、ユネスコにより中国の世界無形文化遺産に選定され、中国が誇る伝統文化です。昆劇は、16世紀の蘇州語で上演されるため、現代の中国人が聞くとセリフが分からず、あまりにも難解なものとして、ほとんど観客が入らず、すたれていた時期もありました。けれど、01年世界無形文化遺産に指定されたこともきっかけとなり、中国ではいま昆劇がひそかなブーム。北京では昨年から定期公演が始まっています。

定期公演の空間は、明代の穀物蔵を改造した話題のスポット

定期上演が行われるのは、明代の食糧倉庫を改造したミニシアター 定期上演が行われるのは、明代の食糧倉庫を改造したミニシアター

定期公演が行われるシアターは、「皇家糧倉」。ここは、明代(13世紀〜17世紀)に建てられた蔵で、故宮で消費される穀物が貯えられていたといわれています。かつての北京では、この穀物蔵の近くまで、運河がひかれていました。運河は遠く南部の杭州までつながるもので、豊かな農業地帯の南部からはるばる北京まで運ばれた穀物は、ここで陸揚げされ、蔵に保存されていました。この蔵は、近代にはいってからは、一時、デパートの倉庫として使われるなど、文物としてはあまり重視されていなかったのですが、05年前後からは、保存、再生がすすみ、いまでは古い建物を利用して、おしゃれなレストランや、バー、オフィスなどが生まれ、いまでは「南新倉」の名前で呼ばれる新旧の混在ぶりが楽しいスポットです。

ミニシアターは、わずか60席、すぐ近くで役者の技が感じられます

ミニシアター「皇家糧倉」内。身近で、古典演劇「昆劇」楽しめます ミニシアター「皇家糧倉」内。身近で、古典演劇「昆劇」楽しめます

昆劇がおこなわれるのは、蔵を改造したミニシアター「皇家糧倉」。堂々たるレンガ作りの建物を改造したシアターは客席数、わずか60席。すぐ近くで役者の技が感じられます。上演されるのは、昆劇の代表作「牡丹亭」の一部。「牡丹亭」は通しで上演すると数日かかるような大型の恋愛劇ですが、そのうちの名場面を100分間で上演します。難解なセリフは、英語と中国語の字幕が出ますが、それが分からなくても、その場で演奏される中国の伝統音楽と、役者たちの衣装やメイク、美しい舞いなどで十分楽しめます

セレブリティが集まる週末の上演

食事の前にくつろぐウェイティングプレイス 食事の前にくつろぐウェイティングプレイス

上演は、毎週、金曜、土曜の夜のみ。60席のチケットの価格は1980元、980元、780元、680元、580元の5種類。すべてビュッフェの食事付きです。演目としては安くはない価格ですが、毎回の上演はほぼ満席。北京っ子だけでなく、地方から北京にやってきた名士や新興富裕層などが、楽しんでいます。エレガントな教養として、見直されつつある昆劇。今年にはいってからは、日本の名女形、坂東玉三郎氏が、昆劇の「牡丹亭」を京都と北京で演じたことも話題になっています。まさに古くて新しい伝統文化「昆劇」、ぜひ体験してみてください。

【関連情報】

■皇家糧倉
予約:北京春秋永楽文化伝播有限公司 6409−6477/6409−6499
劇場の住所:北京市東城区東四十条22号
南新倉/皇家糧倉(地下鉄2号線、東四十条駅より、徒歩5分)
上演は、毎週、金、土曜み 食事 18:30〜上演 19:30〜21:10終了

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/05/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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