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海外現地発ガイド通信

ホットな新スポット「方家胡同」


掲載日:2011/07/21 テーマ:歴史 行き先: 中国 / 北京

タグ: 穴場 新しい 歴史


「方家胡同」は、約700年前の元代から続く古い胡同

方家胡同の入り口にある標示 方家胡同の入り口にある標示

北京では、ある1本の通りにカフェやショップが集まり、ホットスポットになる現象がありますが、いままさにそんな動きが起きているのが「方家胡同」です。「胡同」は中国語で「横丁」というう意味で、日本語風にいえば、「方家横丁」、この横丁に行くには、地下鉄5号線が便利で、「北新橋」駅の北西口からおり、北に200メートルほどすすむと、左側の横丁の入り口に「方家胡同」という標示がでています。入り口には、この胡同の歴史が簡単に記されています。なんと、700年も昔からある、歴史ある横丁だということが分かります。

新しいショップと「循郡王府」など歴史的建物が交互に

PAPER TALKは民家を改造した可愛らしいショップ PAPER TALKは民家を改造した可愛らしいショップ

この胡同、歴史を感じさせる建築物と新しいショップが交互に現れるのが魅力です。例えば横丁をはいってすぐ、方家胡同12号には、「PAPER TALK」という紙製品専門のお店があります。紙好きのオーナーが、中国の若いデザイナー50人あまりと協働し、オリジナルデザインの便箋や封筒、カードなど販売しています。可愛いおみやげになりそうな製品類です。店から100メートルほど進むと、右側に、今度は、立派な階段つきの邸宅がみえます。ここは、清の名皇帝として名高い乾隆帝の第3子のために建てられた「循郡王府」。18世紀末から約200年を経ていますが、いまもまだその一部の建物が残っています。その隣には、「方家胡同小学校」。ここは中国の名高い作家、老舎が青年時代、校長を務めたことでよく知られている小学校です。

古い国営工場を改造した「方家胡同46号」

方家胡同46号、工場の作業棟を改造したレストラン、ショップなどが沢山ある 方家胡同46号、工場の作業棟を改造したレストラン、ショップなどが沢山ある

方家胡同には、800メートルほどの長さの間に、こんなふうに歴史がぎゅっとつまった場所が続いています。さらに進むと、左側に「方家胡同46号」と書かれたゲイトがあります。ここはかつて、「中国機床廠」という大きな国営工場でしたが、08年前後から、操業を停止した工場の建物を貸し出し、そこにホテル、レストラン、カフェ、ショップなどが次々に生まれています。敷地内には小劇場もあり、演劇祭がひらかれることもあります。胡同の散歩の途中、お茶をしたり、ランチをしたりするのに、ぴったりの場所です。

胡同の魅力がつまった「方家胡同」

乾隆帝の第3子のために建てられた「循郡王府」 乾隆帝の第3子のために建てられた「循郡王府」

北京の胡同には、歴史的な建物も沢山ありますが、観光地になっているわけではなく、今も人が住んでいます。方家胡同にも人がたくさん住んでいて、夏は特に木陰で夕涼みしていたり、将棋をさしていたりします。胡同のなかの民家や町工場の一部は、貸し出されてギャラリーになっていたり、「46号」のようにホットスポットに変身したりします。新旧がいりまじり、いまも成長を続けているのが北京の胡同、そんな魅力の代表ともいえるのが「方家胡同」です。北京の暮しをみるのには、ぴったり。1本の横丁を時間をかけてゆっくり歩く。たまにはそんな旅もいかがでしょうか。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2011/07/21)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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