買わずにはいられない?中国のおやつ

中国に行くと、「かわいい女の子がバクバク食べているあのパンみたいなのは何だろう?」「通勤途中の若者が食べているクレープみたいなのはいったい何?」と、どれもおいしそうなのでついつい、じ〜っと見てしまいます。とにかく中国人は何か食べながら歩くのが好きです。2000年代前半に比べて減ったものの、街角や店先で買えるおやつがあちこちにあります。だから中国人も行列を見かけたり、出来立ての熱々を見つけたら、つい買ってしまうのかもしれません。食べているのは「餅(ビン)」と呼ばれる小麦粉で作ったパンのような食べ物です。

中国伝統のおやつを食べてみませんか? 中国伝統のおやつを食べてみませんか?

外はパリッ、中はしっとりの釜焼きパン

餅にはサクサク系あり、もちもち系あり、しっとり系ありと食感もさまざまです。街角でよく見かけるのは、ドラム缶を改良した釜の壁にはりつけて焼く「カオ餅」です。本場はどこかわからないのですが、上海や河南省、四川省など広い地域で食べられます。葱をぱらっとかけているのは塩味、何もかかっていないのは中に砂糖が入っています。焼きたては表面はパリッ、中はしっとり系です。こういう素朴系の餅はだいたい2元(約30円)。朝ごはんにもおやつにもおすすめの1品です。

北京と西安で人気のサクサク系おやつ

サクサク系を代表するのは、陝西省の西安の「羊肉餅」や「牛肉餅」です。ミンチ肉を混ぜ込んだ小麦粉生地を、カリッと油で揚げるように焼いた西安の名物です。パイのように層になった生地は香ばしく、熱々をみかけたら、なかなか素通りはできません。北京でも人気があり、なぜか「宮廷肉酥餅」と呼ばれています。中国語で「酥(スー)」はサクサクしたという意味です。北京の流行はあっという間に流行り、あっという間に消えていきます。一時の流行もので終わるかに見えた「宮廷肉酥餅」は、店の数は減ったものの定着しました。今では北京の定番おやつのひとつです。

若者も大好きな中国伝統のおやつ

「焼餅」は中国版クレープです。薄く焼いた卵入りの小麦粉生地にみそをぬって、そこに揚げパンを入れて巻いたものです。本場は天津と山東省ですが、かなり広い地域で食べられます。中国北方の重い食感のおやつです。いかにも昔っぽい外見の焼餅ですが、髪型から靴までおしゃれにきめた若者にも人気があります。どんなにパンやピザが流行ろうとも、中国伝統のおやつは強いのです。安くておいしい中国の粉もののおやつ、路上で見かけたら食べてみませんか?