ひとり旅派には不向きな中華料理

中国って、ひとり旅が楽な国かどうか?って聞かれると微妙です。ひとり旅で問題になるのは、やっぱり食事です。タイほどではありませんが、屋台もあります。麺の本場だけあって、麺はどこで食べてもハズレなしです。でも、昼ごはんは簡単に麺でもいいですが、夜ごはんまで麺だと味気ない。海外にいるのだから、ひとり旅でも、その国の食事を楽しみたいという人には中国料理は難しいです。量が多く、女性ひとりなら、炒め物を1品とごはんを頼めばそれでおなかいっぱいです。スープは洗面器のような巨大な器で出てくるので注文できません。レストランでおいしい本番の中華を楽しむなんてことはメンツがそろわないと無理です。

ぶっかけごはんは中国ひとり旅行者の味方! ぶっかけごはんは中国ひとり旅行者の味方!

指さしごはん食堂の料金体系はどうなっているの?

ひとり旅派に一番ぴったりなのは、指さしおかず食堂です。肉や野菜のおかずが10種類以上並び、指さすだけで注目でき、給食のようなトレーに入れてくれる食堂があります。こういう食堂では「一荤二素」、「三素」などで料金が決まっています。「荤(フン)」は肉や魚が入ったおかず、「素(スー)」は野菜や豆腐のおかずという意味です。「一荤二素」なら肉のおかずがひとつ、野菜のおかずがふたつです。組み合わせのパターンはいろいろあり、肉が入ったおかずの数が多いほど料金は高くなっていきます。これなら少しずつ何種類もおかずを楽しめるので、ひとり旅派には便利です。

指さしごはん食堂が見つからないときは何を探す?

しかし、便利な指さしおかず食堂が見つからない時も少なくありません。指さしおかず食堂は下町の物価が安そうなエリアにあることが多いです。小奇麗で高そうなレストランが並ぶエリアでは、なかなか見つけられません。こんな時、頼れるのは「盖浇飯(ガイジャオファン)」を出す食堂です。人通りの多い食堂が並ぶ地域に行けば、必ず何軒かあります。盖浇飯は日本で言えばぶっかけごはんです。盖浇飯を出す食堂は中国版ファーストフードのような雰囲気のお店が多く、注文しやすいのが特徴です。値段は15元前後(約270円)ぐらいと安めです。

ぶっかけごはん飯のおすすめメニュー

さて盖浇飯の食堂で、日本人におなじみなのは麻婆豆腐飯、青椒肉絲飯、回鍋肉飯です。中国で初めて食べてから、はまったという人が多い、トマトと卵炒めの西紅柿子炒鶏蛋飯も人気です。日本の丼もののような感覚で食べられる盖浇飯にはスープが付きます。卵や大根がわずかに入っている程度でほとんど具はありませんが、あっさりしています。濃いめの味付けの盖浇飯とベストマッチです。ひとり旅でも夜はちゃんとごはんを食べ、料金もしっかり抑えたい人は盖浇飯の食堂に行ってみましょう!