日本のぜんざいは甘すぎ?

円安がますます進み、中国や台湾から観光客が日本にどどっと押し寄せました。中国人の友達もやってきました。私が住んでいるのは京都です。日本と京都を思いっきり味わってもらいたくて、和風スイーツのお店に連れて行きました。選んだのはぜんざいです。小豆のデザートって、和風スイーツそのものでもあり、いかにも京都っぽいでしょう!しかし、友達の感想は「甘いわね」と全然、おいしそうではありません。

日本の小豆は甘い!甘い小豆味にびっくりの中国人 日本の小豆は甘い!甘い小豆味にびっくりの中国人

中国では小豆を使った点心は甘くない?

もちろん、この小豆の甘さをわかってくれる中国人もいます。ただ、中国では小豆を使ったお菓子や食べ物は甘くないものがほとんどです。だから初めてぜんざいを食べた友達は「甘いわね」と予想外の反応をしたのです。中国では小豆のことを「紅豆(ホンドウ)」と言います。紅豆を使った食べ物といえば、「紅豆粥(ホンドウチョウ)」です。日本人には一見、甘そうに見える紅豆粥は実は甘味ゼロ!朝ごはんによく食べる主食の位置づけです。ほとんどいませんが、甘味は、欲しい人が食べるときに自分で砂糖をいれてつけるものです。

小豆を使った甘い点心もあるけれど、本当は・・

中国にも小豆を使った甘い点心(デザート)はあります。北京なら、おはぎの生地の間につぶあんやドライフルーツをはさんだ切糕(チエガオ)です。かなり甘そうに見えますが、食べてみると甘いのはお米で作ったおはぎの部分だけで、小豆の部分は全く甘くありません。甘いおはぎの部分と甘くない小豆の部分を一緒に食べると、ほどよい甘さになっておいしいのです。

中国では「あんこのお菓子=甘い」じゃないの?

中国の点心(おやつ)は「あんこが入っているから甘そう!」なんて、見かけで味を判断するのは危険です。あんこをお餅で巻き、きなこをまぶした「驢打滚(リーダーグン)」は北京と天津の名物です。日本のきなこ餅風なのに、食べると、あんこにもお餅にも甘味がありません。なんだか裏切られた気分です。中国であんこ入りの甘いお菓子を食べたくなったときは、お店の人に味を確認するほうが安心です。