北京では北京ダックは高級料理じゃないの?

北京に行く目的の半分は、「北京ダックを食べるため」と言ってもいいぐらい北京ダックが大好きです。北京は元、明、清の歴代王朝が都をおいた歴史の町です。万里の長城、故宮、南鑼鼓巷などを観光しながらも「今回はどこで北京ダックを食べようかな〜」と考えています。北京ダックは中国では「北京烤鴨(ベイジンカオヤー)」と呼ばれています。日本では北京ダックは高級中華料理のイメージがあります。普段はなかなか食べられないから、「北京で思いっきり食べたい!」なんて思っていました。しかし、北京では北京ダックはそんなに意気込むような高級料理ではありません。

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北京ダックは北京料理の一品にすぎない!

烤鴨(カオヤー)はもともとは南京料理です。それを北京で広めたのが、北京前門の屋台から始まった「全聚徳」です。国賓も訪れる「全聚徳」は今では高級レストランの風格があります。しかし北京ダックは高級料理ではないので、庶民派の北京料理を出すお店でも食べることもできます。北京っ子にとって北京ダックは普通の北京料理の1品であり、特別な料理ではないようです。「全聚徳」より烤鴨の歴史が長い「便宜坊」では2014年4月なら1羽165元(約2640円)でした。庶民的なレストランに行くと、さらにお手軽な値段で北京ダックを楽しめます。

本場の北京ダックと日本で食べる北京ダックの決定的な違い

北京ダックの食べ方のおさらいをします。「春餅(チュンビン)」と呼ばれる薄い小麦粉生地に上にカリッと香ばしく焼けた鴨の皮とネギときゅうりものせます。そこに甘辛い甜麺醤をのせ、くるっと春餅をまいて食べます。日本で北京ダックを食べると、なぜかカリカリに焼いた皮だけです。なんて、もったいない!本場では肉もしっかり食べます。北京ダックを注文すると、皮と肉を一緒にそぎ切りしたものが出てきます。一羽なら肉と皮がふた皿でてきます。日本で食べるよりボリュームたっぷり!春餅に必ずきゅうりを入れるのは北京流です。烤鴨の脂っこさときゅうりのさっぱり感が絶妙の組み合わせです。

北京でしか味わえない雰囲気の中で北京ダックはいかが?

さて、北京で北京ダックを食べるなら、「全聚徳」や「便宜坊」はもちろん文句なしにおいしいです。しかし、老舗で有名すぎるので、もう何度か行ったことがあります。繁華街の鼓楼に近い老舗イスラムレストラン「望徳楼」も地元では人気です。北京の伝統建築、四合院作りのレストランはいかがですか? 前門に近い「利群」は外国人に人気があります。席から鴨を焼く炉が見えるところも人気の理由です。北京一の繁華街、王府井にも近い「劉宅食府」でも本格的な北京ダックを食べることができます。四合院作りの庶民的な雰囲気の中で食べる北京ダック、日本人には新鮮です。しかもお値段もかわいく、文句なしです。