中国人が一回に買うパンの多さにびっくり!

中国のパン屋さんに行くと、中国人が買っていくパンの多さにびっくりさせられます。トレーに山盛りの菓子パンです。いったい何人家族なの? 現代中国は一人っ子政策で、しかも核家族化も進んでいます。都会の場合、じいちゃん、ばあちゃんと一緒に住んでいる家はかなり少数派なのに…。中国はもうかなり長い間、パンブームです。もともと中国のパン屋さんと言えば、メロンパンやコルネなど、昔懐かし風のパンが並べたショーケースがあるところでした。パンを指さして、お店の人に欲しいパンをとってもらうタイプのお店です。

中国ではパンは1食と数えません!パンはあくまでおやつです! 中国ではパンは1食と数えません!パンはあくまでおやつです!

昔風パン屋から今どき風パン屋さんにかわっていく中国

2000年代に入ると、大都市から棚に並んだパンをお客が自由に選んで、トレーにとるタイプのパン屋さんが増えてきました。今では、地方都市でもこのタイプのパン屋さんが主流です。ショーケースのパン屋さんから自分で自由に棚から選ぶパン屋さんになると、急速にパンも今どき風になっていきました。ピザパンやレザンなど、見た目は日本のパン屋とあまりかわりません。そのかわり値段もぐ〜んと高くなりました。餅や饅頭と呼ばれる、中国の伝統的なパンのようなものと比べると、パンは相当高いです。具が入っていないシンプルなパン1個が餅や饅頭1個の4、5倍はします。それでもパン屋さんは増え続けています。

中国でパンは主食ですか?

パンを大量に買う中国人の若い女性数人に「そんなに大量のパン、いつ、食べるんですか?お昼ごはんですか?」と聞いてみました。その答えは、「パンはおやつです。食事じゃないですよ」。おやつは中国語で「零食(リンシー)」と言います。ゼロ食という意味です。主食は1食と数えますが、パンは1食とは数えず、ゼロ食なので、おやつという意味になります。中国ではあくまでパンは主食ではなくて、おやつという位置づけのようです。そのわりには食パンもますます中国の家庭に浸透してしきました。

中国のフランスパンはなぜ、軟らかい?

中国大陸と東西に流れる揚子江より北側では小麦粉を主食とする地域です。伝統的な粉ものは充実しています。もともと、パン作りは上手なのです。10数年前に比べると、かなりおいしくなりました。それでも、フランスパンなど、硬いタイプのパンがいまいちです。見た目はフランスパンなのに、ふわふわです。中国では、パンは甘くて、ふんわりしたお菓子のような仕上がりじゃないとダメなのです。訪中する度にパン屋は増えていきます。北京には、「味多美」という在住日本人御用達のパン屋チェーンが現れました。パンが1食と数えられるようになったとき、ようやく硬いタイプでおいしいパンも一気に増えるかもしれませんね!