中国で爆発的にパン屋さんが増加中

今、中国の上海や北京、陝西省の西安などの大都市に行くと、毎年、ものすごい勢いでパン屋さんが増えています。粉もの好きの中国だから、パン屋さんが爆発的に増え続けていても、何の不思議もないのですが。ただ、パンに必要なバターやチーズなどの原価が高い中国ではパンは安くはありません。円安のせいもあり、チーズを使ったピザパンなどは日本円に直して180円ぐらいします。これは中国の食べ物の物価を考えても相当高いほうです。中国人は「給料は上がっているけど、物価の上がる速さに全然、追いついてない」とぶつぶつ言いながら、高いパンを買っていきます。やはりパンがブームなのです。

中国のパン屋さんのパンは高い! 今は伝統的な餅を食べよう! 中国のパン屋さんのパンは高い! 今は伝統的な餅を食べよう!

一言で簡単に説明できない中国の「餅」

中国では小麦粉生地を薄く延ばして焼いたものを「餅(ビン)」と言います。日本では米で作ったお餅の意味ですが、中国では小麦粉で作ったパンのようなもの全般をさします。餅はふっくらしっとり系から層になったサクサク系、中に肉や野菜が入ったものなど、種類が豊富です。味もしょっぱいものから甘いもの、粉本来の味を楽しむものなど、いろいろあります。餅でひとくくりにするなんて、ムリがあります。この餅はバターを使っていません。主にサラダ油を使っているので、パンよりかなり安いのです。

材料は小麦粉でも、びっくりするほど安い餅

餅は安いものなら1個1元(約18円)ぐらいからありますが、だいたい量り売りです。値段は500グラムいくらかで決まっているので、欲しい分量を切ってもらいます。500グラム買っても、パン2個分の値段もしません。餅はチーズやジャム、チョコレートを使わないので、味のバリエーションはパンより少ないです。値段と味を思えば、物価高の中国ではありがたい存在です。例えば、北京名物のゴマパン「焼餅(シャオビン)」は1個約9円です。サクサク層になった生地と軽い塩味で、焼きたてを食べようものなら、1個で留めておくのが難しいおいしさです。

円安の今だからこそ、餅を食べてみよう!

中国では揚子江より北側、もしくは陝西省の西安の南部を走る秦嶺山脈の北側を北方と呼びます。北方の主食は小麦粉です。小麦粉で作った麺、餃子、餅、饅頭(蒸しパン)を主食とする地方です。小麦粉が主食なので、様々な餅類が売られています。その地方独特の餅に加え、出稼ぎの中国人が伝える中国各地の餅など、売られている餅の種類はパン屋と同様増え続けています。円安、物価高の今だから、中国旅行中は伝統的な餅を食べてみませんか?素朴なお味でハズレなしですよ!